やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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◇ シンガポール第2日目:課題曲クリニック!

1月 14, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日は41.6度の高熱から夕食も食べずにすぐに寝ました。普段あまり寝ていないこともあり何度か起きてしまいましたが、かなり休んだのでだいぶ身体が楽です。関節の痛みと寒気が無いだけ昨日よりは良いはず。体温計で測ると37.8度。かなり下がった!今日の課題曲クリニックは午前中だけなので十分いける!教育省内のホールにてSingapore armed Forces Band(陸軍楽隊)と最後のリハーサル。一回通して昨日よりも良い雰囲気だったので、そのまま本番へ!課題曲クリニックは10:00〜12:00までに課題曲【シンガポールフライヤー】【メモリーズ・オブ・フレンドシップ】の2曲の細かな解説と演奏ポイントをお伝えしなくてはなりません。時間に制約があることも大変ですが、シンガポールのバンドディレクターの皆さんが何を求めているか、何を知りたいと思っているのかが私には判らないのが難しいところ。親しい人など何人かに尋ねることが出来ても実際のところは判らない。日本のように習慣や傾向が判っていれば対策も出来ますが、文化自体が違うので焦点をどこに持っていくかの判断が難しい。モデルバンドをこの場で更に上手にすれば良いのか、それとも今後各校で練習する時に注意すること、練習の仕方をお話するのか、迷いましたが、やはり私らしく後者を中心にポイントをお伝えすることに。手拍子でのテンポ感を統一する練習、歌によるニュアンスの統一の練習などはシンガポールの人たちにとっては新鮮だったようでとても喜んでくれました。質問コーナーも設けましたが日本人が気にしないようなところを、とてもこだわって考えていて文化の違いも体感できました。又、コンクールの規定に関する質問が私に、というよりも当然ながら主催者側に多く要求されていたのも興味深かったです。シンガポールは日本のように部活動で吹奏楽をしていない。授業として週に数回合奏の時間が設けられている。各学校は実績のあるバンドディレクターを雇いコンクールの結果次第で今後の継続が決まるという大変シビアな世界。日本を目指し年々発展してきているシンガポールの吹奏楽。他のアジア地域も含め、近未来、我々が彼らを見習い学ぶ日も近いかもしれません。

課題曲クリニックは幸いにも好評にて終了。ウインドアート出版のブースもこれまで無いほど人々が殺到し楽譜を閲覧していました。私の体調もだいぶ良い感じ。昨日の昼から何も食べていないのでお腹空いた。。。ラーメンでは無く、パスタにて昼食を!美味しいカルボナーラでしたがベーコンがかなり油っぽく感じ…ですが完食!(神長さんはベーコンを全て残す)ホテルに到着して体温を計ると37.0度。良い感じ!明日はマレーシアに取材旅行に行く予定になっているので今日の夜もホテルで休養を取ることに。思えば日本でもこんなにゆったり休むことは無いので良い機会だったかもしれません。

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