やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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● 台湾 第2日目【練習1】

4月 28, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

あまり寝ていないにも関わらず何かと心配なことが多く朝早く目が覚める。今日は通訳はいるのか。順調に練習は進むのであろうか。午前中はフリータイムなのでゆっくり過ごしながら英単語の勉強。台湾人は日本人と同じくらいの割合で英語が話せるとのこと。日本人も私を含め英語を話せない人は多いですが、簡単な英単語くらいはほとんどの人が知っているはず。ならば台湾人もそれと同じことが言えるはずです。英単語を音楽用語と組み合わせることで何とか対応できないだろうか。あとは日本での指導の時と同じようにフレーズを歌って違いを説明すれば伝わるのではないか。昼食は既に一週間ほど前から台湾で生活が始まっている秋山紀夫先生と合流。秋山先生は既に台湾の吹奏楽コンクールの審査を終えられたとのこと。“八木澤くんの曲は台湾でもたくさん演奏されていたよ。皆んな楽しみにしているから大丈夫だよ”と笑顔で励ましてくださいました。

昼食を終える頃、ウインドアート出版の神長一康さんからメールが届き台湾に到着したとのこと。又、東北福祉大学吹奏楽部音楽監督の松崎泰賢先生も同じ飛行機にて到着。神長さんは【太陽への讃歌】【カッパドキア】の人気の高い台湾ということで第4回台湾クリニックへブースの出店を。松崎先生は中華民国空軍楽隊(The Air Force Band)が東北福祉大の委嘱作品【ヘリングの朝】を演奏するということで休暇も兼ねて応援にいらしてくれました。心強い味方が加わり空軍の基地へ。銃を持った守衛の検問。日本とは違う。バンドのメンバーはどんな人たちなんだろうか。私の指揮について来てくれるのであろうか。通訳は軍隊の若い方。ですが音楽関係の方ではなく片言な雰囲気。昨日の反省を踏まえて覚悟を決めて自分自身の言葉のみで練習をすることにしました。予想に反してバンドの皆さんは穏やかな雰囲気。英語の話せる方は数名しかいないようでしたが英単語ならば伝わる様子。 中華民国空軍楽隊でも私は5曲の客演指揮を務めます。明日も練習があるのでとりあえずは3曲は練習を。一番演奏しやすいであろう【眩い星座になるために…】より開始。 生まれて初めて小節番号を英語で言ってみる。何名かに伝わりコソっと中国語でメンバーにすぐに伝えてくれる。初めは音を探りながらの演奏でしたが伝えた箇所は目に見えるように音が変わっていく。これは私が上手く伝えていければかなり良い演奏になりそうです。休憩中には松崎先生がトロンボーンパートへの貴重なアドバイスもしてくださり次第に練習の仕方が見えてきました。まだまだ私の力不足で効率的な練習はできませんでしたが、何となく希望が見えてきました。昨日に引続き夜は一般バンド、桃園汲音管楽団の練習。この要領で進めて行こう。その前に軽く夕食。

桃園汲音管楽団の練習会場では以外にもサックスの青年が日本語が割と話せることが発覚。明らかに通訳の方の数倍の実力。後で判ったことですがドラゴンボールやガンダムなど日本のアニメが好きなようで見ているうちに覚えてしまったという完全な独学。スゴい!当然音楽も判っているので頼れる存在。しかし彼にばかり頼ってしまっては明日の華民国空軍楽隊の練習で再び苦労してしまうし、何よりも自分自身の成長が全く無い。微妙なニュアンスを伝える時と私の話していることが理解できているかを確認させてもらう形で協力して頂きました。昼間の反省点を生かしなるべく無駄な時間を使わずに練習に取り組むことができました。2時間で細かな練習を含め4曲できた。三浦さんにも“八木澤さんが日本でやっている指導に近いことができていましたよ。昼間よりも新しい言葉(単語)も使えていたし順調ですよ”とのお言葉を。松崎先生からも“演奏が次々と変わって行って面白い”とのご感想を。私自身も言っていることが伝わっているか、伝わっていないかが把握できるようになり、そして自分のイメージ通りに音が返ってくるのが楽しくなってきました。むしろ通訳がいなくて良かったのです。通訳を通してしまうとどうしても関節的になりダイレクトに伝えられない。きっと話せないながら私が一生懸命に音楽を伝えようとしている気持ちを奏者は感じ取ってくれているのでしょう。とても嬉しい。明日はもっと上手くいくはずだ。

約1時間の車移動でホテルに帰り宴会に突入。慣れないことをしているせいかかなりの疲労感。でもビールも食べ物は美味しい!写真は左より松崎先生、三浦さん、台湾クリニックの責任者である黄健能さん、神長さん。2次会は松崎先生と三浦さんと3人で深夜3時まで。呑みながらも明日使うべき英単語の確認を。

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