やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 5月, 2012

◆ 関西へ!

5月 28, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

マカオから帰ると打楽器奏者として活躍される小川佳津子先生の委嘱で書いた《コンチェルティーノ〜ソロ・パーカッションとウインドオーケストラのための(Concertino for Solo Percussion and Wind Orchestra)》がオランダのデ・ハスケから出版されたようで楽譜のサンプルが届いていました。国内でも春日部共栄中学高等学校吹奏楽部のCDに収録されているのでご存知の方もいらっしゃると思いますがデ・ハスケの方でも改めてレコーディングをしたようです。ソリストの名前はまだ伺っていませんが、何と指揮者は人気作曲家のトーマス・ドス氏が担当したことは昨年のシカゴで本人から聞きました。日本にもまもなく輸入されてくると思います。デ・ハスケからは続けて《吹奏楽のための音詩「我ら鷲の如く空を舞う」》(Like the Eagle, We Soar and Rise)が出版予定です。もちろんレンタル譜では無く出版譜ですので現場には喜ばれると思います。

さて、毎年恒例になってる「関西八木澤教司作品吹奏楽指導者連合会」に行くため大阪へ!今回も会長であり八木澤作品に精通している田中雅朗先生と「あすという日が」の世界初演の指揮を担当された安藤寛先生が中心となりご多忙な中、盛大な懇親会を開催してくださいました。この会は私や私の曲を演奏した、指導したというバンドディレクター、プロの奏者、学校の先生方、出版社、楽器店の皆さんが垣根を越えて集まり親睦を深める会です。特別に参加の制限がある訳では無く興味のある方ならば誰でも参加できるため会員は既に数百名になっています。又、関西を中心にという意味合いがあるだけで遠方からの参加者もたくさんいます。今回は東北福祉大学吹奏楽部音楽監督の松崎泰賢先生や元・天理高等学校吹奏楽部指揮者であった新子菊雄先生も参加されることもあり特に若手の参加者は楽しみにされていました。二次会にもほぼ全員出席され、三次会のラーメン終止まで新子先生はお付き合いくださいました。右写真は新子先生と「テューバ協奏曲」のご依頼を頂いている大阪交響楽団の潮見裕章先生。

翌日は滋賀県に移動し松崎先生と共に大津シンフォニックバンドの定期演奏会に伺いました。デビュー当時にお世話になった澤正徳先生(初代音楽監督)が今回の演奏会では客演指揮をされるということで、こんなチャンスは無いと思い駆けつけました。一度しか澤先生の指揮は見たことがありませんでしたが音楽的でとても印象に残っていました。今回も素晴らしい指揮で松崎先生も心より感銘を受けていたご様子です。そして澤先生による指揮でアンコールで「あすという日が」が演奏されたのは感激でした。又、客席では龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部音楽監督の若林義人先生と偶然お会いし、打上まで時間があるからということで松崎先生と共に龍谷大学の練習室を見に行くことになりました。素晴らしく環境の整った練習室に驚き、更に学生さんたちの熱心な姿勢にも驚きました。笑顔の素敵な学生さんたちばかりでした!

やはり関西では京都料理。そして夜は第一旭のラーメンを。デビュー当時から何度も行っている京都はかなり詳しいので松崎先生をご案内しました。ただ観光地に関しては中学校の修学旅行以来行っていないので全くの素人です。。。

 

◆ マカオへ!

5月 21, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

浜松から帰ってすぐに中国のマカオへ!空港の国際線ラウンジは食事も飲み物も全て無料なのでいつも食べ過ぎてしまいます。今回も朝だというのにビールと共に食事を!マカオは今回で2回目。前回は両親を連れて観光に行きましたが今回は現地の吹奏楽関係者とのミーティングや取材旅行。フリータイムが多かったので小学校時代からの友人も休暇も兼ねて同行したので、いつもとはまた違った楽しみ方が出来ました。

ホテルは前回も宿泊したヴェネツィアン。全室がスィートルームであまりの規模の大きさに数日ではホテル内を見ることができない究極のリゾート。ホテルの中にイタリアのヴェネツィアを再現することを売りにしていることもありゴンドラや街並が本物そっくり。ちょうどヴェネツィアのサンマルコ広場からブランドショップ街に行く雰囲気に似ています。又、マカオはラスベガスを超えると言っていいほどカジノが発展しています。本当に楽しい!お金もつい使ってしまいますが。。。

歴史的にポルトガルと深い関係にある地域だけに建築物にも興味がそそられます。バンジージャンプで有名なマカオタワーも有名ですね!

本場の中華料理でマカオの皆さんとディナーミーティング!マカオではブレーンミュージックもウインドアート出版も残念ながら知られていません(今回で知ることになりましたが!)。ただやはりオランダのデ・ハスケのことは知っていますし、私の作品集CD「モーセとラメセス」や楽譜「サクソフォーン協奏曲」なども既に購入されていました。ただ日本のように簡単に楽譜やCDを購入する場所が無いようで、入手方法に関してとても困っていたのが印象的でした。香港と近いこともあり吹奏楽も団体は少ないながらも盛んなようです。また再びマカオに行く機会がありそうなので流通方法などウインドアート出版代表の神長一康さんと吟味して行きたいと思います。それにしてもペキンダッグや小龍包の味は本当に感動的でした!こちらは日本ではなかなか食べれない味。

■ 日本吹奏楽指導者クリニック in 浜松

5月 13, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

今年も恒例の日本吹奏楽指導者クリニックのため浜松に行ってきました。レセプションの会場にもなるホテルオークラに宿泊しましたがシングルルームで予約したのに、ツインルームに無料でアップグレードしてもらうことが出来てとてもラッキー。眺めもとても良く最高の部屋を手に入れましたが、この3日間はほとんどホテルの部屋にいることはありません。朝早くからクリニックは開始されていますし夜は深夜の3〜4時くらいまでは永遠と懇親会は続くため体力勝負となります。

会場には吹奏楽関係の国内全ての出版社ブースがあり参加者は今年の新譜を見たり聴いたりすることができます。シカゴのミッドウエストクリニックに比べれば数百分の1くらいのスペースではありますが各ブースでの親切な対応や斬新なアイディアはさすが日本人の素晴らしさを感じます。アジア諸国で人気急上昇をしているウインドアート出版のブースも多くの指導者やプロの奏者が集っていました。又、昨年に引き続きヤマハブースでは「あすという日が」の専門コーナーも配置されていて改めて様々なアレンジによる楽譜が出版されていることに気づきます。

もちろん昼は浜松ならではの鰻を食べたり、夜は居酒屋が閉まると部屋で懇親会をしたりと食べて呑んでと全国各地から集まった数百名の皆様と交流をすることが出来ました。毎年、欠かせないイヴェントの一つです。