やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 3月 19th, 2012

☆ パリ・ギャルドの練習に感激!

3月 19, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

バルセロナから今年度3回目となるパリへ!バルセロナの空港は広くバル(BAR)もたくさんあって飛行機に乗る前からたくさん呑んで食べて。。。パリは過去2回は日本人街と呼ばれるオペラ地区のホテルに泊まっていましたが今回はパリの中心でもある北駅からすぐの三ツ星ホテルに。しかし最悪の事態…。恐ろしく治安が悪い…。どうやら人が血まみれで倒れたりしているようで黒人の群れで通りがいっぱい…。パリは油断し空港から電車で北駅まで向かい、徒歩でホテルに大きなスーツケースを持って移動するため、この雰囲気の中、一人で移動するのは本当に恐かったです…。その後、武蔵野音大の同期の保井理恵さんと世界的なサクソフォン奏者のジェローム・ララン氏と合流して情報収集!保井さんは既に半年パリに住んでいるのでベテラン。カルネという電車の回数券までプレゼントして頂きました。またララン氏の夜行ドライブで初の夜エップェル塔を見ることができました。なんとこの後、エッフェル塔は深夜1時にキラキラとプラズマのように光り輝くのでした!これは驚きました!翌日は頂いた回数券で1人で地下鉄に乗り印象派の起源となったクロード・モネの「印象—日の出」を鑑賞!これでほとんどのパリの観光名所を制覇!

又、今回のパリの大イヴェンは世界的に有名なパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団の練習に特別に見学させて頂くこと!何と普通の音楽室程度の大きさの場所で練習しているため、ハープ奏者の横という奏者の位置で3時間のリハーサルを聴けました。コンサートのように客席で聞くのではなく、こんな近くで生の音が聴けるなんて想像もしていませんでした。ギャルドはフランス国家憲兵隊の共和親衛隊の軍楽隊であることもあり練習会場の周りには馬がたくさんいて、匂いまでしっかりと漂うという事実を体感しました。さて、演奏は驚くべきレベルの高さ!多くがパリ音楽院を首席クラスで卒業したメンバーなのでソルフェージュ力が半端じゃ無い…。身体に染み付いたソルフェージュ能力と1曲1曲の作品のために縦横を合わせチューニングメーターでピッチを合わせるのでは次元が違うと思い知りショックでした。又、音色やタンギングに種類がたくさんあって曲によってしっかりと使い分けをしているので音楽が色彩感ある絵画のように動いて聴こえます。 こんなレベルの高いリハーサルがこの世に合ったとは…本当に刺激になる時間でした。メンバーも皆さん温かい方ばかりでした!写真はララン氏、そしてギャルドの第9代楽長フランソワ・ブーランジェ氏。

メンバーの方も交えてランチ後はリードメーカーで有名なバンドレン社にも訪れました。社員さんには一般吹奏楽団に属している方もいて八木澤作品もよくご存知!楽譜やCDの入手方法などもご質問頂きました。観光名所モンマルトルの丘のすぐ近くにバンドレン社があるとはなかなか知らない事実ですね…。

さてパリではもう一人武蔵野音大の同期の木幡亮仁くんとも合流しました。3日間、ララン氏や大学の同期と食べて呑んで楽しい時間を過ごせました。しかし食べ過ぎ、吞み過ぎ…、常にお腹が膨れている状態でした…。やはりフランスではデザートもたくさん食べてしまいますね…。