やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 8月, 2011

◆ シンガポール公演!

8月 26, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

9月6日にシンガポールのSingapore Conference Hallで開催されるSingapore Wind Symphonyの客演指揮に招かれています。ようやく情報が入り私はどうやら第二部に出演するようです。八木澤教司特集としてファンファーレ【はやぶさ】、シンガポール課題曲【メモリー・オブ・フレンドシップ】【シンガポール・フライヤー】、Iskandar Rashid氏をゲストに招いた【マリンバ協奏曲】、デ・ハスケの新譜【西風に揺られて】、最新作で未出版の【華麗なる終焉へのオマージュ】を指揮することに決まりました(詳しくはこちらをクリック!)。 Singapore Wind Symphonyについて尋ねるとバンディレクターが集まるディレクターズバンドのような雰囲気。こういった客演指揮はだいぶ慣れてきましたが国によって観客が求めているものが違うのが難しいです。日本でも普段音楽を聴かれない人に楽しんでもらう演奏するのと、シビアなクォリティーを期待している人に聴いてもらう演奏をするのでは違いますが、海外の場合は情報が無く現地に行ってようやく判るので何かと心配が多いです。ですが私はどんな時でも人の心に響く音楽創りを目標に全力で向かい合いたいと思っています。さて、今回は著名なユーフォニァム奏者の三浦徹先生もご一緒にゲストで招かれています。英語が堪能な三浦先生の指導をしっかり勉強させて頂きたいと思っています。現地には9月3日入り!もちろんJALで出発!まもなくJGCプレミア会員に到達できそうです!

さて、9月16日は香港のTsuen Wan Town Hallで開催されるコンサートにクラリネット奏者の三浦幸二さんと共にゲスト出演!こちらはシンガポールから帰り4日間、尚美などで仕事をしたらすぐに出発しなくてはならないハードスケジュール。こちらも第二部が八木澤教司特集ということで6曲ほど指揮をさせて頂きます。香港でのゲストは初めてなのでバンド事情も全く知らず何かと心配もありますがベストを尽くしたいと思います。今日はこれから出身地でもある岩手県北上市へ移動します。帰ったらシンガポールにすぐ出発!

◆ ラ〜メン・ヌードルズ!好評発売中!

8月 24, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

ヴェネツィア〜パリの旅から昨日帰国しました。ロメオとジュリエットの舞台があるヴェローナーまでヴェネツィアからイタリア鉄道ユーロ・シティという特急の旅に出ましたが、、、指定席を購入した帰りの電車が来なかったり、、、次の時刻の特急に乗ったもののストライキがあり2時間近くも途中の田舎駅で停車したままの状態が続いたりとトラブルも多々ありました。ですが、これまでの海外トラブルに比べるとグレード2+程度で特別焦ることもなく無事に解決!やはりヴェネツィアは最高の都市でした!ただ2年ぶりで忘れていましたが恐ろしく物価が高く驚きました。ヴェネツィアは相変わらず日本語が通じましたがヴェローナでは日本語どころか英語もなかなか通じず…。しかしながら何の不自由も無く帰ってこれたのは、これまでの予測不能なトラブルを解決した経験だと思い、ウインドアート出版で「決定版!海外トラブルマニュアル」といった本を出版しようかと思っているぐらいです。。。。さて、パリでは5月に行けなかったルーブル美術館でモナ・リザを見たりオランジュリー美術館でモネの360度展示される睡蓮を見たりしました(写真はエッフェル塔)。食べ物も美味しく食べ過ぎ呑み過ぎな毎日でした。。。そして何よりも日焼けし過ぎて肌が痛いです。。。。

ここからが本題!遂にブレーンミュージックよりバリ・テューバ四重奏曲【ラ〜メン・ヌードルズ】の楽譜とCDが発売になりました!全4楽章でそれぞれ「第一楽章:やっぱり塩、煮卵トッピング!」「第二楽章:ネギたっぷりの味噌」「第三楽章:こってり豚骨チャーシュー」「第四楽章:たまには醤油、ライス付」といった超オシャレなタイトルが付いています。早速、お問い合わせメールが届き“どこの地域の何と言う店のラーメンがモデルですか?”“八木澤さんあの時に食べた○○のラーメンですよねぇ!”と反響を頂いています。しかしながらモデルの店に関しては伏せておきますね。。。想像力を大切にして欲しいので。。。でも、やぎりん日記を愛読されている方ならば判るかも!さて掲載されている写真はこれらに属しませんが仙台に行ったら必ず東北福祉大学吹奏楽部音楽監督の松崎泰賢先生と行く「仙台っ子ラーメン国分町店」の「こってり・ひき肉入り」です。実はこの「国分町」というのが重要で「駅前店」とは味もメニューも若干違うのです。チェーン店なのでたくさん存在しますが、この「こってり・ひき肉入り」が何よりのお薦め。“こってり”と言ってもそんなにギトギトでは無いので大丈夫。この“ひき肉”をスープと一緒に食べると幸せを感じますよ。

そして昨年、行ったローマのテルミニ駅をテーマにしたフルート四重奏曲【テルミニ】も楽譜(ブレーン)とCD(ワコーレコード)が発売になりました!CDの演奏団体は第14回フルートコンヴェンションコンクール・アンサンブル部門金賞(1位)受賞したフルートアンサンブルグループ「フィオーレ」の皆さん。フィオーレは【テルミニ】はもちろん【フィオリトゥーラ】【コロラトゥーラ】の委嘱団体でもある本家本元。これらの委嘱作品全ての収録に加え【心に染みる五つの言葉】も録音されているかつ、海外のフルート・アンサンブル曲も収録されているので多くの人たちに愛される内容になっていると思います。今年のアンサンブル新譜は2曲ですがぜひお楽しみください!

◆ 明日よりヴェネツィアへ!

8月 14, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日で長期に渡る夏の国内遠征を終えて自宅に戻って参りました。明日からは取材旅行と精神的な休暇を取るために大好きなヴェネツィアに行ってきます。今回は基本的に自由なので体力に余裕があったらロメオとジュリエットの舞台となったヴェローナという都市にも電車でぶらっと行こうかなぁとも思っています。ヴェネツィアには愛用するJALではダイレクトに行けないのでパリを経由してエールフランスを使用してヴェネツィア入り。ホテルは中学時代から憧れていた作曲家でもあるG.ガブリエリがオルガニストを務めていた聖マルコ大聖堂より徒歩2分という便利な場所を予約してみました。ヴェネツィアのマルコポーロ空港からホテルまでは色々な交通手段があるようですが水上都市なので、いずれにしてもボート系であることは確か。クラリネット奏者の三浦幸二さんとのこれまでの海外サバイバルの経験を生かし現地で「今どうすべきか!」を教訓に良い手段を選んでいきたいと思っています。ちなみに帰りはせっかくパリを経由するので5月に行ったばかりですがもう一度フランスに入国して見聞を広めたいと思っています。写真は2年前に行ったヴェネツィアの写真。右はスプリッツという北イタリアでしか呑めないらしい食前酒。カンパリオレンジのような味で夕方頃にはBAR(バール)で立ち飲みしている人が多いです。ここで呑んでから皆んな食事に出かけるようです(恐らくスプリッツはツアーでは呑む機会は無いと思われます…現地の習慣なので)。

9月にはシンガポールと香港で「八木澤教司吹奏楽作品特集」ということでコンサートがありハーフ・ステージの客演指揮で招かれています。いつもの如くまだ詳細の連絡は現地からありません。香港ではクラリネット奏者の三浦さんにもゲストソロをお願いしました!

◆8/15(月)〜8/23(火)イタリア&フランス、9/3(土)〜9/7(水)シンガポール、9/13(火)〜9/17(土)香港の遠征のため長期留守にします。連絡が取れない場合がありますので予めご了承ください。

★ たんぽぽの詩!発売開始!

8月 01, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

6月末に久しぶりに合唱曲のレコーディングに立会いました。吹奏楽曲のレコーディングとは異なりスタジオで行いました。今回は以前にも【一秒の短いことば(山本瓔子 詩)】でお世話になった八千代少年少女合唱団に再びレコーディングして頂けることになり期待に胸を膨らませてスタジオへ行きました。【一秒の短いことば】は山本先生との出会いの曲でもあり、私が初めて合唱曲のレコーディングに立会った曲でもあったので想い出深い曲。とても感動的に歌って頂いたのを今でも鮮明に覚えています。そんなこともあり今回、6年ぶりに八千代少年少女合唱団の皆さんと指導者である長岡利香子先生にお会い出来るのは本当に楽しみでした。

なんと長岡先生は私のことを覚えていてくださり「レコーディング後も子供たちが歌いたいというので何度か演奏会でも歌ったんですよ!」と笑顔で迎えてくださいました。子供たちも本当に明るく素直でレコーディング終了後には写真撮影まで!ちなみに私は合唱団と写真をご一緒したの生まれて初めて!さて、今回レコーディングしたのは【たんぽぽの詩(まはる 詩)】(詩に関してはこちらを)という最新作。まはるさんは同世代の詩人で奈良県にお住まいの詩人。以前より私の吹奏楽曲に興味をお持ち頂いていたということから出会い、その才能の豊かさに感銘を受け今年の1月頃にオリジナルの詩を委嘱させて頂きました。詩の内容に関しては東日本大震災が起こったことより当初予定していた方向より若干変わりましたが、訴えかけるメッセージ性のある素晴らしいものになりました。「本当に大切なもの」を考えさせられる意味深い内面的な詩に全力で音を付けて行きました。もちろん後半は八木澤コラール付き。

この【たんぽぽの詩】が長岡利香子先生の指揮、八千代少年少女合唱団の皆さんの感性豊かな歌声でCD化され、楽譜と共に教育芸術社[03-3957-1177]より全国一斉発売となりました。今回、楽譜はご要望の強かった【あすという日が】同声版[小学生・女声向け]の楽譜とカップリング。吹奏楽曲の楽譜とは比べものにならぬ破格の630円。。。ぜひ皆さんに聴いて頂きたい、歌って頂きたい1曲です。