やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
Subscribe

Archive for 10月, 2010

■ アルファモニック序曲、世界初演!

10月 31, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨夜、無事に北海道から戻り本日は千葉県船橋市の一般バンドであるアルファモニック吹奏楽団の定期演奏会での客演指揮。オープニング用の創立35周年記念曲として委嘱された【アルファモニック序曲】が世界初演となります。団の皆さんは台風で戻ってこれないのではないか、と一瞬心配をさせてしまいましたが何事も無く帰還できたので本当に良かったです。常任指揮者である須藤信也さんのリハーサル(写真)が終わると私のリハーサル。須藤さんには客席よりサウンドチェックをして頂き、いつもながらの的確な指摘をしてくださるので本当に助かりました。団の皆さんのテンションも高く本番が楽しみです!

本番はこれまでの2回の練習と比べても一番完成度が高かったのではないかと思えるくらい良いものになりました。その他のプログラムもとても素晴らしい演奏で決して容易ではない、むしろ難曲を揃えた選曲にも関わらずよくここまでクォリティを出せるものだと驚きました。雨にも関わらずお客様もたくさん入っていましたし記念の演奏会は大成功だったのではないかと思います。写真は演奏会終了後にフルートパートの皆さんと。宴会はかなりの人数が参加されていて2次会、3次会続き最後は須藤さん中心で4人となり朝4時近くまで続きました。ワインもたくさん呑んで大満足!団員さんともたくさんお話しましたし楽しい一時を過ごすことができました。地元のバンドとはここ数年こういった宴会をする機会が無かったので嬉しかったです。

☆ 苫小牧の本番!

10月 30, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

苫小牧のホテルで目を覚ます。体調も完全復活!急いでチェックアウトの準備。本来ならばもう1泊して打上げにも出席したいところでしたが、明日は千葉県のアルファモニック吹奏楽団の定期演奏会での委嘱作品【アルファモニック序曲】の客演指揮での世界初演があるため本日の最終の飛行機で東京に戻る予定となっています。しかし、、、東京は台風が直撃予定で飛行機が飛ぶかどうか微妙なところ。以前の私でしたら結構気になって情報を集めるところでしたが海外での予期せぬ出来事を数多く体感した今となっては“国内ならば何とかなる!”と妙な自信があり運命に身を任せることに。さて本日は北海道苫小牧総合経済高等学校吹奏楽部の定期演奏会当日。ホールに到着すると既に顧問の佐藤健先生の指揮によるリハーサル中。ホールも古めですがとても良い雰囲気。

写真はお昼のとっても美味しかったお弁当。そして吹奏楽部の生徒さんのアイディアで商品開発されたという“ラムネ”です。新感覚の味で今後興味深いものになりそうです。

さて佐藤先生と同高校吹奏楽部との出会いは北海道吹奏楽コンクールの審査に伺った時でした。【死者の支配する国】を演奏し日胆地区代表として初の全道大会に出場、そして金賞を受賞された演奏を実際に偶然聴くことができました。結果発表後、苫小牧地区吹奏楽連盟理事長である松原敏行先生が「審査が終わりお疲れだとは思いますが、もし可能ならば生徒たちに激励を…」とお声をかけてくださり「作曲者として本当に感動的な演奏だと思いました、私も同感です。二度とお会いする機会が無いかもしれないので是非!」と松原先生と共に激励に伺ったことに始まります。佐藤先生は「偶然選曲した作品の作曲者がまさか全道大会の審査員にいらしているとは…それを知った時は運命を感じました。初出場なのでどこまで演奏できるか判りませんが八木澤先生に感動して頂けるよう生徒と共に今日まで頑張ってきました。そしてまさか実際にお会い出来るとは思っていませんでした、金賞よりも嬉しいです」と、泣きながら佐藤先生と生徒さんと初対面のご挨拶をしました。今回の定期演奏会はその時の1年生が3年生として最後の大舞台。当時、【死者の支配する国】をコンクールで演奏した卒業生も集まり合同で、私の指揮にて再び演奏したい、というのが佐藤先生と生徒さんの想いでした。この作品は愛媛県立南宇和高等学校吹奏楽部の委嘱作品として当時顧問をされていた土居俊一先生のコンセプトに基づいて作曲しました。作曲した当時、私はちょっどスランプ気味で色々な悩みを抱えていた時期でもありました。だからこそ、この作品にこのような想いを込めて頂けるのは本当に嬉しいです。作品1つ1つには私の書いた時の心情はもちろん、その委嘱初演した団体の想いも込められています。そして更に出版後、新たな団体の想い出の1ページとして残っていくもの、だと改めて再確認し身の引き締まる思いです。佐藤先生と土居先生はお電話にてご紹介をしています。作品を通して地域を越えた交流が始まることも私の喜びの1つです。写真は卒業生の皆さんです。良い演奏会になり、飛行機も無事に飛び無事に東京に到着!

▼ ちょっと風邪気味…。

10月 29, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨夜は美味しい料理とお酒を深夜1時過ぎまで苫小牧の先生方と楽しみました。ほとんど寝ずに北海道へ出発したこともありホテルに戻った瞬間に寝てしまい…。暖房を入れていなかったのでした…。すると朝起きると風邪気味に…。喉痛い、呼吸が苦しい…。幸い今日は学校が授業のある日なので夕方近くまでゆっくりしていられるので休息を取ることに。思えばかなりのハードスケジュールでこれまで頑張ってきたので体調が維持出来ていたのが不思議なくらい。熱は平常なのでホテルでベットにもぐってゆったりと。写真は苫小牧駅。

お昼になると北海道苫小牧総合経済高等学校吹奏楽部顧問の佐藤健先生と奥様の3人で苫小牧の名物店“マルトマ食堂”へ。佐藤先生は“八木澤先生なんか苦しそうですが…大丈夫ですか?”と心配気味。私は“夕方の練習までには治ります”と返答し“ホッキフライ定食”を注文。佐藤先生は“デラックス丼”を注文されました。どうやらここは“ホッキ貝”が名物のようだ。奥様は“ホッキハンバーグ定食”を注文されました。どれもボリューム満点ですが特に佐藤先生の注文された“デラックス丼”はウニが丸ごと付いてきてしまうなど常識を覆す大サービスぶり。お腹いっぱい。私は再びホテルに戻り休息を!

夕方になり再び佐藤先生と合流。“あれ?風邪治ったのですか?”“プロなので練習までには治しました(笑)”と会話を楽しみながら明日の本番と同じホールへ。今日は卒業生も加わり合同バンドで練習。これまで参考となる音源が無かった【ファンファーレ「天と大地からの恵み」】【シンフォニックバンドのための「ラルゴ」】はレコーディングを終えたばかりの東北福祉大の演奏を生徒さんに聴いて頂いたこともあり昨日よりも更に雰囲気のある演奏になっていました。練習は公開で行ったこともあり地元の先生方もいらっしゃっていました。何とシエナ・ウインド・オーケストラのクラリネット奏者である黒岩真美さん(苫小牧在住)も駆けつけてくださり苫小牧の先生方を含め盛大な前夜祭。黒岩さんととても熱い方だ!写真は熱く語る黒岩さん。ちなみに今日は中華料理です。昨夜、台湾での客演指揮で【死者の支配する国】を演奏した想い出話をした時に「台湾で食べた北京ダックが美味しかったぁ〜」という流れになり、中華料理に決定したのでした。とても家庭的な味でとても美味しく苫小牧でも“北京ダック”に再会することができました。

もちろん本日もラーメン終止。今回は“室蘭ラーメン”のしょうゆ味。こちらも美味しい!この濃い黒色のスープですが味は見た目より濃くなく美味しく食べることができました。ホテルに帰ったのは深夜2時。風邪もすっかり吹き飛んだ。アルコール消毒に成功!

■ 北海道へ出発!

10月 28, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日は尚美の授業の後に千葉県のアルファモニック吹奏楽団の練習を訪れ日曜日に開催される定期演奏会の客演練習、そして宴会と深夜まで行い帰宅。今日からは北海道の苫小牧に出発!北海道苫小牧総合経済高等学校吹奏楽部の定期演奏会の客演のためです。飛行機の到着は少し遅れましたが何とか練習には間に合いました。本番直前のホール練習で土曜日の本番で北海道初演となる【ファンファーレ「天と大地からの恵み」】【シンフォニックバンドのための「ラルゴ」】そして同高校と顧問である佐藤健先生との出会いのきっかけになった【死者の支配する国】の3曲を練習。このバンドはとても歌心がありとても温かい音楽創りをされます。佐藤先生の人柄からくるものなのかもしれません。2時間ほどの練習で確認事項をお伝えして明日の練習に繋げることに。同ホールにて日曜日に偶然にも【はてしなき大空への讃歌】を定期演奏会で演奏されるという苫小牧市立苫小牧東中学校吹奏楽部の演奏も聴かせて頂けることに。このバンドも少人数ではありますが歌心があり素敵な音楽創りをしていました。私の作品の中で最も表現が難しいとされる、この曲をここまで演奏して頂いているのを目にしてとても嬉しい気持ちになりました。又、ホールには佐藤先生とのご縁を創ってくださった苫小牧地区吹奏楽連盟理事長である松原敏行先生も駆けつけてくださり夜は先生方と宴会となりました。

苫小牧名物と言われる“ししゃも”はかなり美味しい。生まれて初めて食べる“ししゃも寿司(写真)”は驚くべき美味!光沢が美しい!生でししゃもが食べれるとは思ってもいませんでした。もちろん他の刺身も美味しく大満足!そして函館ラーメンにてラーメン終止!塩ラーメンでしたがこちらも美味しい!演奏に料理に大満足な1日でした!写真は佐藤先生と奥様!

☆ シンガポール吹奏楽コンクール課題曲!

10月 26, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

先週、シンガポールの文部省が「The Singapore Youth Festival 2011 Central Judging of Concert Bands」、すなわちシンガポールの「2011年シンガポール吹奏楽コンクール」の作曲者が私であることを公表しました(公表されるまで極秘任務でした)。今回、シンガポール文部省の委嘱により「中学生レベル」「高校生レベル」の2曲の課題曲を作曲させて頂きました。コンクールに参加する全ての団体はこの2曲のどちらかを演奏することを義務づけられます。ただ高校生が中学生向けを演奏しても良い感じで、その逆も良い感じです。ちなみに事情があったようで割と緊急でのご依頼ではありましたが、シンガポールには2度訪れているし、バンド事情もある程度把握しているので大役ではありましたが思い切って引受けさせて頂きました。何よりも日本以上の勢いで既に私の作品を多く演奏くださっているシンガポールの吹奏楽界を応援したいという気持ちもありました。中学生レベル(アメリカ基準グレード2.5〜3)として作曲したのは【MEMORIES OF FRIENDSHIP】。2/4拍子の明るいマーチで約3分40秒程度。高校生レベル(アメリカ基準グレード3〜3.5)として作曲したのは【THE SINGAPORE FLYER】。「シンガポール・フライヤー」とはシンガポールにある世界最大の大観覧車のことで前回シンガポールに行った時に実際に乗ることができました(写真)。こちらは序曲スタイルで約3分55秒。2曲共4分以内という規定がある他、グレードに応じた音域の制限はもちろん、使用できる調性、使用できる拍子なども制限があり、なかなか大変ではありましたが、アメリカ基準のグレードに詳しい作曲家の広瀬勇人さんに教えて頂いたり、その他多くの関係者の皆様にご協力して頂き何とか規定以内で完成することが出来ました。ちなみにアメリカのグレードは日本の出版社が指定しているグレードより厳格です。日本の吹奏楽コンクール課題曲は恐らく3.5〜4くらいになるのではないかと思います。私の普段書いている曲はグレード5を軽く超えますね…。大変勉強になりました。1月にシンガポールで行われる課題曲クリニックにおいて、この2曲が世界初演されることになります。どんな演奏になるのか今から楽しみです。

尚、コンクール終了後(2011年5月)は日本国内でも演奏することが可能になるため、今回多大なるお力添えを頂いたブレーンミュージックの【出版譜】として出版される予定です。今まで技術的、人数的に八木澤作品に取り組めなかったバンドも演奏会のオープニングなどに気軽に演奏できる作品なのでご期待ください!

■ 岐阜県高等学校吹奏楽発表会!

10月 24, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

「日曜日は遠征するので…」と言うと、ほとんどの方は「愛媛ですか!」とおっしゃいますが、今年も全国大会には聴きに行かず、第48回岐阜県高等学校吹奏楽発表会を聴きに行くため昨日より岐阜県に滞在しています。ちなみに私はどちらかというと全国大会に行く機会がめったにありません。全く自慢にはなりませんが…何と!高校の全国大会は一度も生で聴いたことはありません。中学の全国大会も恐らく20年近く行っていません。もちろん機会があれば…とは思っていますが、いつも先約がありますし、支部大会でたくさん聴いているので、いいななぁと。そんなことで本日は土岐市文化ブラザにいます。数年ぶりにバンドディレクターの楊鴻泰先生とお会いすることが出来て貴重なお話を伺うことができました。そして岐阜の高校生たちによるポップス中心のパフォーマンスなどの演出のある演奏をたくさん聴かせて頂きました。それぞれのバンドにそれぞれの良さがあり、また課題がありますが、舞台と客席が手拍子や笑いなので一体となった楽しい一日でした。普段、こういった選曲で多くのバンドを聴く機会は無いのでとても刺激になりました。最後は全員で合奏した「アフリカン・シンフォニー」は迫力があって聴きごたえのあるものでした!今日も自宅に帰ってすぐに追われている作品の続きを書かなくては!

☆ 東北福祉大学CD収録曲《発表》!

10月 23, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

何かと色々あってなかなか作品も進まず…。今日から岐阜に行くので作業を一度中断。さて現在、最も時間を費やしていると思われるのは先日レコーディングを終えた東北福祉大学吹奏楽部・全日本吹奏楽コンクール3年連続出場記念CD【ひと夏の恋】のジャケット校正と仮編集で出来上がったCDを何度も聴き直してチェックするということ。同時にデザイナーの村田努さん、ワコーレコードの西村和幸さんも更に大変な思いで作業してくださっています。ディレクターを務めてくださったウインドアート出版の神長一康さんも私と同様に毎日何度もCDをチェックしてくださっている。その日の気分や体調によっても気になる箇所が若干違います。細かなノイズやピッチやズレなど。せっかく音楽監督の松崎泰賢先生と学生さんたちが長時間に渡り一生懸命に演奏してくれたのだから、より良いテイクを探さないと失礼…。ライヴでは絶対に気にならない箇所がCDだとマイクが近いこともありどうしても気になってしまうものです。現段階でも音楽的な流れは本当に素晴らしいので、もっとクォリティが上がるようプレスのリミットギリギリまで頑張ります!

さて、お問合わせが多いので、そろそろCDの収録曲を発表します。特別もったいぶっていた訳では無くCDに収まる時間ギリギリだったので“もしかすると1曲削ることに!”と心配して発表できませんでした。ですが約80分弱、本当にギリギリで1枚のCDに収まったのです!発売は12月中旬を予定していますが松崎先生のご希望としては11月27日()に福岡で開催される“福岡工業大学吹奏楽団&東北福祉大学吹奏楽部ジョイントコンサート”に間に合せたいとのこと。又、12月4日()に大阪の先生方が中心に企画してくださっている“作曲家・八木澤教司デビュー10周年記念祝賀会”にいらして頂いた方にプレゼントするというのも良いのではないかと思っています。とにかく私にとっても楽しみなCDになりそうで今からワクワクしています!

【1】 ファンファーレ「天と大地からの恵み」(デ・ハスケ)

【2】 シンフォニックバンドのための「ラルゴ」(デ・ハスケ)

【3】「ひまわり、15本」~ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに寄せて(ウインドアート)

【4】 行進曲「故郷の想い出」(デ・ハスケ)

【5】「ひと夏の恋」~けやきの気に抱かれて…(ウインドアート)

【6】 お団子ヘアの女の子(ブレーン)

【7】「ザ・ウエスト・シンフォニー」〈全4曲〉

【8】 クリスマス・ファンタジア(ブレーン)

【9】「ヴォカリーズ」(ソリスト:松崎泰賢)(デ・ハスケ)

【10】合唱と吹奏楽のための「あすという日が」(教育芸術社)

◇ 追悼 – 関根剛二先生

10月 21, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

尚美で授業をする昨日の水曜日、トランペットの門下の先輩より突然のお電話がありました。中学時代からご指導頂いてきた師匠の中で最も長くお世話になった関根剛二先生がお亡くなりになったと。9月末に千葉国体で元気に指揮をされていたはずなのに、そんなはずはない。9月中旬には今後のことで色々と話したいことがある、と夢を語られていた先生。そんなはずはない。確かに時々検査入院はされていましたが、そんなはずはありません。そしてしばらくすると携帯の着信に関根先生のお名前が。何だ、ちょっとした冗談かと思いかけ直すと奥様が出られました…。その時に現実のショックと驚きが一気に込み上げました。

中学時代に吹奏楽部の講師としてご指導を頂き、その後、トランペットの個人レッスンを3年間受けました。作曲家になりたいと相談し浦田健次郎先生をご紹介くださったのも関根先生。高校卒業の時に生まれて初めて公の演奏会で編曲をするチャンスをくださったのも関根先生。私にとって最も深く大切な時間を過ごした恩師。中学生の私に「音にはエネルギーと引力があること」「音には温度があること」「音の味付け」 を判りやすく例え話で教えてくださいました。高校生の私に「作曲家は厳しい世界だからよく考えなさい」と“本気であるか”を戒めてくださる激励も頂きました。大学1年生の時、これまで大学の教授陣が担当していた入学式のファンファーレに作品が採用された時には自分のことのように喜んでくださいました。近年では「コンクールの審査をしていると八木澤の曲をいつも聴くよ」「最近、インターネットで自分の名前を検索したら色んなところで八木澤のプロフィールが出てくるんだよ、嬉しいよ」と電話でお話する度におっしゃられていました。そして2年前からの〈ゆめ半島千葉国体〉では初めて関根先生と《仕事の現場》でご一緒できるようになり、数週間前に関根先生の指揮で盛大に開会式が行われ、これからもっとご一緒し今度は私がご恩返しをできれば…と。[写真:関根剛二先生 音楽生活50周年祝賀会

本日、中学時代にレッスンで通った見慣れた景色のある稲毛海岸駅へ向かいました。お通夜には多くの方々が参列されていました。関根先生のお人柄、ご人脈の広さを改めて感じました。「なぜ、ここにこの人が?どういった繋がりで?」とお互い驚く再会も多く“人と人とのつながりの大切さ”をいつも教えてくださった関根先生に最後のご指導を頂いた気がします。中学時代にしか関根先生に習っていない吹奏楽部員も参列するなど、多くの人たちの人生にとって関根先生が大切な存在であることが伺えました。親友の風間学くんは音楽を離れていることもあり中学時代から20年間も関根先生と話す機会はありませんでしたが、本日は彼と呑み明かし彼に当時の関根先生のレッスンについての鮮明な記憶があることを知り改めて関根先生の存在の大きさを感じました。私も今は当時の関根先生のように多くの中学生や高校生にお会いしますが、私は関根先生のように1人1人の生徒さんの大切な想い出になれているか正直、自信ありません。関根先生の弟子として、今一度心を改め活動をしていこうと思いました。私はもっと多くの経験を積んで関根先生から学んだことを必ず世界に伝えることをお約束します。22年間、本当にお世話になりました。本当に、本当にありがとうございました。[写真:国体レコーディング終了後の関根先生

☆ 尚美→アルファモニック練習!

10月 17, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は午後と夜間で2本立てのスケジュール。徹夜続きですが気合いを入れなくてはなりません。午後は“やぎりん”の吹奏楽作曲&編曲基礎セミナーと称される尚美ミュージックカレッジ専門学校の体験入学のレクチャーを務めました。いつもの体験入学は尚美のバンドと共に作品を演奏しながら解説していくスタイルの管弦打楽器学科を受験希望の方々を対象にしたものですが、今回は作曲学科への入学希望の方々を対象にした講習でした。尚美の別企画である【八木澤教司作品特集映像】とのタイアップもあり講座をした約1時間は全てビデオカメラの収録があり“言葉に注意!”するといった集中力のいる課題もありました。ですが、高校生の皆さんから在校生の皆さんの意欲的な姿勢もありスムーズに講座を終えることができました。私が作曲家になろうと思ったきっかけから始まり、後半では【「散歩、日傘をさす女性」—クロード・モネに寄せて】のエピソード、質問コーナーを行い、尚美出身の作曲家であり、デビューが一緒であった坂井貴祐さんにもスピーチをお願いするなど盛りだくさんの内容になりました。写真は終了後のもの。入学相談課、企画制作課の皆さんと本日の成功を祝して!

夜20時からは今月末に委嘱作品が世界初演となるアルファモニック吹奏楽団との初練習。少し前に到着すると指揮者である須藤信也さんが熱演を。室内の気温が物凄い。空気に重力を感じるほどです。あまりの熱気に一度外に出ると何と隣の部屋では以前【マチュピチュ】を演奏してくださった船橋吹奏楽団が練習しているようで休憩中らしく廊下で団員さんにバッタリ会うなど。同団の現在の指揮者はプロのテューバ奏者でもある大塚哲也さん。実は私がまだ大学に入る前にとてもお世話になった方でもあります。又、大塚さんは仙台フィルハーモニー管弦楽団に所属していた時期もあり、東北福祉大学吹奏楽部音楽監督ぶある松崎泰賢先生とも繋がりのあり何かと話題にもなっていたのでこういった偶然の再会は面白いです。さて、アルファモニック吹奏楽団も休憩となり空気の入れ替え。恐らく気温は40度を軽く越えているに違いない。須藤さんはもちろん団員さん全員が汗だくになって一生懸命練習しているのです。次は自分が須藤さんのように暑い中、指揮をするのか!と覚悟を決めて練習開始!1時間ほどの練習だったのでポイントのみをお伝えして次回の本番直前練習に繋げることに!皆さん熱意のあるサウンドを届けてくれました!又、中学時代の同級生が入団されていて懐かしい再会もありました。終了後は団員さんたちとの宴会!1次会を経て2次会は電車がなくなるまで続きました。汗をたくさんかいただけにビールが美味しかったです!情熱的な演奏だけでなく、改めてビールの美味しさを再確認させて頂いた素晴らしい1日となりました。

★ 尚美[体験入学]“やぎりん”の吹奏楽作曲&編曲基礎セミナー!

10月 14, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

■吹奏楽経験者のための作曲基礎講座

“やぎりん”の吹奏楽作曲&編曲基礎セミナーと称される尚美ミュージックカレッジ専門学校の体験入学が10月17日(日)13:00より開催されます。作曲学科の体験入学を担当するのはこれで2回目ですが、今回は【「散歩、日傘をさす女性」—クロード・モネに寄せて】を中心とした作品のエピソード、海外の吹奏楽事情や現場での体験談、質問コーナーなど“吹奏楽を書く作曲家とはどんな仕事なのか”という疑問や興味にお答えしたいと思います!吹奏楽経験者で作曲に興味を持っている人、吹奏楽曲の作曲に興味がある方はお気軽に参加してくださいね!もちろん参加特典もあるはず!

詳しくは、そしてお申込みは入学広報課(フリーダイヤル0120−039881)までご連絡をお願いします!

皆さんにお会い出来るのを楽しみにしていますね!