やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 6月, 2010

▽ 帰国 !

6月 29, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

少しばかり仮眠を取ったら深夜1:30となり起きる時間。ホテルのロビーでクラリネット奏者の三浦幸二さんと3時に待合せ。空港へは3:45までにチェックインをしなくてはなりません。タクシーで移動するとちょうど良い時間に到着、荷物を預けて出国審査。早朝というか深夜の空港はガラガラ。海外の空港は24時間営業なんですねぇ。飲食店も開いていたので休憩。写真はメールをチェックする三浦さん。

飛行機の中では運良く隣の席が空席。三浦さんの横も空席(お互い通路側に座っています)。お互いラッキーという表情!私の方は隣の隣に座っていたマレーシアのご年配の女性と何故かトーキング。成田を経由してアメリカに行くとのこと。日本まで7時間、アメリカまで11時間かかるので大変だと訴えていました…。そう考えれば日本はアメリカ方面もヨーロッパ方面も大体同じ時間で行けるので便利な位置にある国ですね。その後、映画を見ながらお酒を楽しみ無事帰国。唯一、ホテルでも飛行機でも必ず冷房が強くかかっていたので喉が痛いというのが困ったこと。また明日から行ったり来たりするので風邪にならなければ良いのですが…。三浦さんと共に成田空港で軽く帰国祝いをしてタクシーにて自宅へ戻りました。タクシー代2万円弱…。日本のタクシーは高い…。

シンガポールでの6日間は本当に充実した時間を過ごせました。ミーティングに観光、そしてマレーシアへの国境越えにカジノ参戦など多くの刺激を頂きました。しかも毎日雨が降るシンガポールですが何故かちょうど出かける時は雨が止み一度も傘をささずに過ごせました。湿気もそれほど苦にはなりませんでした。本当にラッキーです。次の海外遠征は8月のイタリア・ローマ。コンクールシーズン突入なので体調管理には気をつけなくてはなりません。明日は尚美の授業。早く起きなくては…。

◆ シンガポール第5日目!

6月 28, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

第5日目:昼〈NTUへ〉

午前はゆっくり休み午後よりNTU、すなわちNanyang Technological University にバンドディレクターの大浦武洋先生とクラリネット奏者の三浦幸二さんと共に行き、学校関係者の皆様とランチミーティング。NTUの学生さんとはこのハンガポール遠征の2日目にバーベキューもしているし何よりも3月の【Satoshi Yagisawa “LIVE”】のコンサートで客演指揮もさせて頂いているのでバンドの様子は判りますが、学校関係者の皆様とは初対面。ですがとても気さくな方々ばかりで、しかも大浦先生がいらっしゃったので本当に助かりました。ミーティングの内容としては同大学の創立55周年記念式典のためのファンファーレ委嘱について。実際に創設当時の校舎を見て欲しいとのことで広い校舎を車で移動。現在のような大学になるまでには多くの苦労があったこと、多くの人たちの助けがあったからこそ、といったお話を熱く語ってくださいました。

第5日目:午後〈シンガポール・フライヤー〉

大浦先生の車でホテルまで行く予定でしたが夕方からのミーティングまで時間があったので世界最大級と言われる大観覧車シンガポール・フライヤーに乗ることに。冷房の付いた大きなカプセルで約30分間乗ることになります。29ドル(約1900円)ですが日本語のイヤホン説明が付いてくるなどでとても親切。団体は待たされているようでしたが三浦さんと私は待たずにすぐ乗れました。一度は乗る価値はありますね!

第5日目:夕方〈Ministry of Educationへ〉

Steven Phua氏の送迎にてMinistry of Education(文部省)へ。シンガポールで7月に開催されるフェスティバルの様子などを聞かせて頂くことができました。又、Ministry of Educationの皆さんはそれぞれが趣味で楽器をやっているようで、とても現場に理解があります。“マチュピチュを演奏しました!”という方もいらっしゃって、とても和やかな雰囲気でお話ができました。

第5日目:夜〈Steven Phuaへ感謝を込めて〉

今回はいくつかのミーティングのためのシンガポール遠征でした。会わなくてはならない方やメールのやりとりだけではなく直接会うべき人がいたのでシンガポール遠征を三浦さんと共に計画しました。そういった状況の中でSteven Phua氏は送迎も含め色々と協力してくれたことに感謝し三浦さんと共に我々が得意なイタリア料理へ氏を招待することに。まだ今回で4回しかお会いしていないのに同じ歳ということもあるのでしょうか。とても親しくなれたことが実感できて嬉しいですね。明日は朝5:45の飛行機。ホテルを深夜3時出発。1:30には起きて荷物の準備をしなくてはなりません。名残り惜しいですが早めに店を出てホテルへ。ホテルで荷物の整理をしていると部屋の電話が鳴り出るとバンドディレクターのFaizal Bin Othman氏です。仕事が10時まであり今日はディナーに顔が出せなかったということで今ロビーに来ているとのこと。三浦さんと共にすぐにロビーに行くと何と再びSteven氏も一緒に。名残惜しいシンガポール最後の夜となりました。これから30分ほど仮眠したら出発です。

◆ シンガポール第4日目!→マレーシア移動!

6月 27, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

第4日目:午後〈ショッピング〉

午前中は昨夜のドリアンパーティーの影響もあってゆっくり。午後から活動開始!私は海外でまだ電車に乗ったことが無いのでクラリネット奏者の三浦幸二さんにレッスンを受けることになりました。電車で中心街に出てショッピングという感じになりホテルから10分くらい歩いて地下鉄駅付近へ。するとショッピングモールが見つかったのでバーガーキングにて昼食。そして初体験となる電車に乗る。切符の買い方など三浦さんはさすがに慣れています。アメリカの地下鉄は恐かった…、ヨーロッパの電車は難しいなどど経験談を聞きながら電車に乗り込みます。私にはこの地下鉄だけでも充分難しいレベル…。一人では切符も買えなかった、というか切符ではなくカードのようなものでしたし…。買い物を少しした後にホテルへ。

第4日目:夕方〈マレーシアへ!〉

急ですが夕方からはSteven Phua氏、そして今回委嘱作品【A Tone Poem for Wind Orchestra“Like the Eagle, We Soar and Rise”】を書かせて頂いたYuying Secondary Schoolの指揮者であるFaizal Bin Othman氏と三浦さんと4人でマレーシアに行くことに!もともとディナーミーティングの予定となっていましたがマレーシアとは!国境を越えてマレーシアに行き現地の料理でディナーを食べながら作品の解釈を打合せたいとのこと。国境を越えると言っても車で40分程度でマレーシアのジョホールバルに着くそうです。しかしそこはマレーシアの中でも最も治安の悪い場所と聞く…。しかも今回は予定外の展開。保険関係はシンガポールのみしかかけていないのです。すなわちマレーシアで事故はおろか死亡したとしても1円も出ないのです…。そんなことを考えながらも車で出国審査、入国審査を終え、あっと言う間にジョホールバル。フリーマーケットのようなところを散策し現地の食事を。

第4日目:夜〈マレーシアのホテルにて〉

ジョホールバルとシンガポールとの国境近くの高級ホテルにてビュッフェスタイルのディナー。とても美味しくまたまた食べ過ぎ吞み過ぎ…。今回の委嘱作品は同校の歴史と共に校歌の一節にある“鷲のように強くたくましく生きて欲しい”という内容を込めて作曲した作品。食事の後は作品について様々な質問をFaizal 氏より受けました。もともと氏が【輝きの海へ】を演奏されたことが今回の新作誕生のきっかけになりました。始めてお会いした時に“作品の細かな説明は日本語で判りませんでしたが、不思議と後半のコラールで私も生徒も涙を流しながら演奏していました”という氏の言葉を想いながら作曲した作品。Faizal 氏は田川伸一郎先生の指揮する市川市立新浜小学校吹奏楽部【輝きの海へ】を聴いたことがないということなのでCDをプレゼント。帰りの車の中では何度も繰り返し聴き“なんて美しいサウンドなんだ”“これが小学生なのか”“田川先生にいつか会ってみたい”と言っていました。又、大柏小、新浜小、真間小がいずれも田川先生の育てたバンドということにも驚かれていました。真間小の演奏はDVDで見たことがあるそうです。Faizal 氏も小学校のバンドを指導されています。いつかお引き合わせしたいですね。

第4日目:深夜〈カジノ in シンガポール〉

話が盛り上がったこともありシンガポールには意外にも遅く23時頃に到着。シンガポールではカジノが違法ではない。まだ新しく多くの観光客が訪れているというカジノに三浦さんと共に出陣!深夜12時頃に到着。そんな時、三浦さんが“あれ!パスポートが無い…”と。カジノはセキュリティが厳しくパスポートの提示が義務づけられています。“さっき、入国した時持っていたはずでは…”“ははは…今回はマズイです…”そんなやりとりの中、鞄の奥深くからパスポートが発見され、2人とも酔いが一気に冷めました。カジノは宇宙ステーションのように大規模で幻想的。写真が禁止されているので実際に見ないと判らない光景。外国人は無料で入場できますがシンガポール国民は入場料が700ドル(約7000円)かかるらしく、あまり行く人はいないようです。規模の大きさに圧倒されながらもメンバーズカードを受付で作成(無料)。色々な種類のものがたくさん。対人戦タイプはいざという時に語学的にも危険ということになりスロット系のもので遊ぶこと2時間。意外と長持ちして楽しめました。色々と勉強になります。

カジノを出ると大きな高級ホテル内のBARを発見!三浦さんと共に深夜2時過ぎから宴会再会!時間的にもうほとんど人はいなかったので貸し切りのような感じです。三浦さんと一緒に写っている女性は日本で言うバーテンダーになるのでしょうか。三浦さんが記念に写真を撮りたいとのことで撮影。ホテルまでタクシーで帰ること深夜4時近く。今日はすっかり観光してしまいました。ちなみにシンガポールのタクシーは驚くほど安い。深夜に20分くらい乗っても1000円程度。

◎ シンガポール第3日目!

6月 26, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

第3日目:午前〈オプショナルツアー半日観光〉

今回の旅行は基本的に午前中はフリー。そんなこともありクラリネット奏者の三浦幸二さんと事前に日本でオプショナルツアーを申込んでおいたのです。国内でも普段は観光することはなく、北海道に行っても九州に行っても[ホール][音楽室(練習場)][居酒屋][ラーメン屋]といった空間にしかいかない日々なので琵琶湖と同じくらいの広さのシンガポールならば観光も可能ではないか!と思い切った行動に出ました。ツアーは日本語かつ1人35シンガポールドル。約2300円とかなり安い。しかも宿泊ホテルまで迎えに来てくれるのです。ガイドさんも他にいた2人組の女性たちも私達を一体何者なのか?と不思議そうに思っている様子でしたが、最終的にガイドさんと仲良くなり色々な情報を頂けるようになりました(笑)。後半、日本語ツアーだったはずなのにガイドさんは英語で思わず話してしまうぐらいノリノリで楽しかったです。もちろんあえて指摘しませんでしたが…。内容盛りだくさんで満足のいくツアーでした。

第3日目:午後〈シンガポール散策〉

 オプショナルツアーが14時頃に解散となり、どうやら中心地で解散になりました。大きなショッピングモールもあるので散策。そして昼食をインド料理店にて(写真)。これもまた美味しく薦められたインドビールと共に楽しんでしまいました。今日は朝が早かったので眠気もあるかつ、お酒を呑んでしまったので一度ホテルに戻って仮眠を取ることに決定。写真はタクシーでカードが使えず三浦さん自らカードを試す貴重なシーン。私はすぐに現金だせたのに…。

第3日目:夜〈ディナーミーティング〉

 夜は浜松の日本吹奏楽指導者クリニックでお会いしたシンガポールのBand Director’s Associationで書記を務めるJason de Hamel氏と再会。三浦さんをご紹介して一緒にディナー会場へ。大統領の自宅のすぐ隣という位置にあるレストラン。Band Director’s Associationの理事長であるBrando Tan Heng Pong氏、バンドディレクターのDe Souza Kenneth Walter氏を含めてのディナー(写真)。理事長とは初対面でしたが3月の【Satoshi Yagisawa “LIVE”】のコンサートを聴きにいらしてくださっていたこともあり意気投合。三浦さんも日本で中学・高校生が使用している楽器メーカーや現場の実情など情報を提供していました。シンガポールのバンドは日本のスクールバンドのように毎日練習できません。週に授業として2〜3回程度。基礎練習と楽曲練習を両立するのはなかなか厳しいスケジュール。日本でも近年は練習時間を減らさなくてはならないバンドが増えている現状などお互いに様子を語りながらお酒を楽しみました。

第3日目:深夜〈ドリアンパーティー〉

  噂に聞く果物の王様ドリアン。遂に食べることになってしまいました…。ドリアンはお酒と一緒に食べてはいけないのでは?…死んでしまうと聞きますが…といった不安、しかも恐ろしく臭いと聞く…。しかし美味しさは絶品で一度食べたらヤミツキになるとも聞く。現地の人は“嫁さんを質に入れてでも食べたい”と言うほどの美味しさと言う。最も危険と言われるゲイラン地区(新宿歌舞伎町のような所)へ車で向かう。 そんな時、日本育ちのバンドディレクター大浦武洋先生が駆けつけてくださることに!これで一安心!写真のようにかなりグロテスク。匂いに関しては公衆便所のような匂いだと聞いていたのに噂ほど臭くない。しかし皮は恐ろしく硬くトゲが痛く持てない。重いしこれは完全に凶器になるレベル…。中の実は奇妙な感じで…結局、一口だけ食べることに。確かに美味しい。ですが、ここまで苦労して食べなくても他にも似た味のデザートはある気が…。三浦さんは私の分も含めかなりの量を食べていました…。さすが…。 ココナッツのジュースも私は苦手でした…。

○ シンガポール第2日目!

6月 25, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

日目:午後〈Raffles Girl’s School練習〉

シンガポールのホテルで目が覚める。もう出発の時間だ。12時にホテルのロビーにシンガポール国籍を持つ日本出身のバンドディレクター大浦武洋先生がお迎えにいらしてくださり現在、コンクールに向けて【ペルセウス】を練習しているRaffles Girl’s Schoolを訪れます。その前に大浦先生のお薦めの“焼き鳥屋”があるということでショッピッグモールへ向かいます。なぜ昼間から“焼き鳥”と思いましたが弁当(写真)のような上品な食事でとても美味しい。かなり並んで店に入るといった人気ぶりが判ります。

さて、Raffles Girl’s Schoolは3月の【Satoshi Yagisawa “LIVE”】のコンサートで私の指揮にて共演させて頂いたので生徒さんに会うのは今回で2回目となります。前回よりもとても良い雰囲気でドラマチックに演奏しています。女子中学校ということもありコーラスが若干大人しく聴こえてしまっているので合唱の練習に重点を置き、そしてピッチの合いにくい箇所やメロディーラインが埋もれてしまっている箇所などを修正して行くこと3時間。それにしても大浦先生の英語での通訳、とても勉強になります。なるほど!こう言うのか!と発見が続く勉強になる時間でした。写真は指揮をする大浦先生。一方、三浦さんはクラリネットパートのレッスン!

第2日目:夜〈バーベキュー 〉

大浦先生の指揮する大学であるNTU Symphonic Bandは同じく3月に客演指揮をさせて頂きました。前回はシンガポールの習慣もあり“打上げ”が無かったこともあり今回はバーベキューパーティーを大浦先生が企画してくださいました。プールのある写真は公園ではありません。大浦先生のマンションにあるプール付きの庭なのです。大浦先生のご自宅ははっきり言って豪邸!リゾートです。大理石の広がる室内には三浦さんも私もかなりの衝撃を受けました。メイドさんまでいらっしゃるなど驚きは続きます。この大浦先生のマンション内の大きな大きな中庭にあるバーベキュースポットに徐々に大学生たちが集まって来ます。最初は20名くらいでしたが最終的には40名くらいになったのではないでしょうか。

バーベキューのお肉を食べる前にカレーライス(写真)のようなものを学生さんより頂く。とても美味しいがボリュームが…。写真は現役の大学生Benjamin Yeoくんと共に。既にバーンハウスなどから作品が出版されている作曲家でもあります。私の作品を多く演奏しとても影響を受けたと何度も言ってくれ社交辞令かなぁと思っていたら作品を見せて頂いて納得。三浦さんと私にスコアを見せながら“ここは太陽への讃歌に影響を受けました”とか“はてしなき大空への讃歌の〜”といった具合に細かく説明してくれとても熱心。今後、シンカポールを代表する作曲家として楽しみです。恐らく日本でも演奏されていくのではないかと思います。

2次会は同じ中庭にある冷房のある室内で。写真は大浦先生と奥様。そして NTUの大学生の皆さん。今回は【交響詩「母なる北方の大地 — すべての生命を讃えて」】のシンガポール初演に関わった大学生合同バンドの関係者、言い換えれば他大学の生徒さんもバーベキューに来ていました。大浦先生は日本のようにシンガポールの大学生たちも学校を越えて交流できる機会を増やしたいというお考えでお誘いしたようです。写真では三浦さんもすっかり大学生に馴染んでいることが判ります。私達は翌日オプショナルツアーを午前中に申込んでいるので早めに失礼して、と言っても23時近くですが、ホテルに戻りました。でも呑み足らず…昨日と同じ中華料理で軽く打合わせをして消灯。それにしてもシンカポールは蚊が多い。噂に聞く伝染病デング熱にならなければ良いのですが…。

◆ シンガポールへ出発!

6月 25, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

 今年の3月に続き再び行くことになったシンガポール。今回で人生2回目の訪れとなります。この日記でもすっかりお馴染みとなった海外遠征には不可欠な人物、その名もクラリネット奏者の三浦幸二さんと2人での旅。今回も奇想天外なことが起こることは行く前から判ります。成田を夕方に出発する飛行機だったのでゆっくり荷物の準備して成田到着後、三浦さんと待ち合わせてチェックイン。今回は三浦さんが選定したデルタ航空を始めて使用。ゲート付近でまずは打合せと共に出発を祝して乾杯!デルタ航空はサービスがとても早く無駄がない感じで食事を持ってくるスピード、ドリンクサービスなども本当にスムーズ。機内も広く感じるかつ映画も充実していて大満足。それでいて往復3万円と国内の移動よりも安いような金額…。嬉しさのあまりビールを呑み過ぎました…。写真は、もう説明の必要は無いと思いますが、三浦さんです。

深夜の1時、すなわち日付の変わった26日(金)にシンガポールに到着。深夜にも関わらずSteven Phua氏が空港までお迎えにいらしてくれました。Steven氏は3月に開催された【Satoshi Yagisawa “LIVE”】のコンサートで大変お世話になった方で3ヶ月ぶりの再会。同じ歳ということもあり、すっかり仲良し。今回のホテルはValue Hotel Thomson という新しく出来たばかりのビジネスホテル。シンガポールはホテルが高く軽く1泊14000円程度してしまうので三浦さんが経費削減のため1泊7000円のクォリティの比較的高いホテルを探し出したのです。中に入ると少々狭いですが清潔感のある客室。ベットはダブルで広くテレビなどはありましたが、ティッシュペーパーやカミソリ、冷蔵庫が無いのが残念…。基本的にホテルでは寝るだけなので調度良いのでは、と三浦さんと共に納得。ただセーフティーボックスも無いので常にパスポートや貴重品(全財産)を持ち歩くことがこの時点で決定…。治安の良い国で良かった…。

既に深夜3時を過ぎていましたが三浦さんと到着祝いということでホテルの隣の24時間営業の中華料理店で乾杯。真夜中にも関わらず食べ過ぎてしまいました…。とても美味しかったですが日本人と判ると高いものを薦めてくるので…大変でした。スモールサイズで頼みましたが量も多く食べきれないほどでした。誘いに乗らなくて正解!明日は、というか今日は午前中はフリー。なので、ゆっくり休めそうです。

◆ 明日よりシンガポール!

6月 23, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

△ 長期留守のお知らせ

明日、6月24日(木)〜6月29日(火)の6日間はシンガポール遠征のため留守にします。この期間はパソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。

本日の尚美の授業も無事に終了し、明日からは今年2回目となるシンガポール遠征。今回はYuying Secondary Schoolの委嘱作品 【A Tone Poem for Wind Orchestra“Like the Eagle, We Soar and Rise”】の楽譜をお届けすること、Raffles Girl’s Schoolのコンクール直前の【ペルセウス】を聴かせて頂く以外は実は音楽にはあまり触れない旅。演奏会にゲスト出演することもなく、指導をすることもないといった感じで国内にいるよりもリラックスできるのではないかと思います。今回はミーティングやドリンキングパーティーが中心となる旅なので空き時間もたっぷり。しかしながらクラリネット奏者の三浦幸二さんもご一緒なので恐らく奇想天外なシュチュエーションが待っているはず…。

実は今回は珍しく半日だけ観光することにしました。国内でも普段は観光することはなく、北海道に行っても九州に行っても[ホール][音楽室(練習場)][居酒屋][ラーメン屋]といった空間にしか行かない、行けない日々。前回のシカゴ、シンガポール、台湾もせっかくの海外にも関わらず例外ではありませんでした。ですが、今回は思い切って半日観光をするのです!オプショナルツアーをインターネットで申込んだところ1人35シンガポールドル。約2300円とかなり安い。しかも宿泊ホテルまで迎えに来てくれるようです。30度を越え蒸し暑く更には激雨がいきなり降る地域なので体調管理には気をつけなくてはなりません。帰った翌日はすぐに尚美の授業。コンクールシーズンも到来なので戻れば再び過酷なスケジュールになりそうです。写真は3月のシンガポール客演のワンシーン。

▽ 高知から自宅へ

6月 20, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

高知のホテルで目を覚ます。クラリネット奏者の三浦さんは今日は6時にホテルを出発と言っていましたが…本当に起きれたのか!と思いながら私も出発の準備。空港まで岡松治彦先生がご案内くださいました。空港に到着してちょっと早いお昼ごはんを。あまり期待していませんでしたが高知は空港の食事まで美味しい!飛行機に乗る直前に三浦さんから電話が。「三浦さん、昨日かなり酔っていましたが…」「今、ホテルを出たところです…完全に寝過ごしました…」とのこと。やはり…。今日は幸いにも仕事ではなかったようなので一安心。

地元駅に14時半頃到着し自宅に向かう途中にある市川市文化会館を通ると“千葉県西部地区フェスティバル”というイヴェントが。せっかくなのでと思いホールに行くと知っている方ばかり。何名かの方に「やぎりん日記見てますよ、あんなに食べて大丈夫ですか?」とか「時々、登場する三浦さんという方、面白いですね。会ったこと無いですが実は彼のファンなんですよ!特にシカゴでクレジットカードを盗まれた時なんかスゴイですねぇ」とかなり三浦さんはインパクトがあるようです。打合せをしなければいけなかった先生方にもお会いすることができて良かったです。「今日の夜、宴会ありますょ〜」といういくつかの誘惑を頑張ってお断りして自宅へ戻り作曲再会!本日からまた徹夜スタートです。。。

三浦幸二さんのファンの方のために。 ◆三浦幸二・公式ホームページ

◇ 高知クラリネットフェスティバル!

6月 19, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

作曲をしていたらもう朝の5時。高知への出発の時間となってしまいました…。飛行機の中で仮眠を取ることを決意して出発の準備。本日は第18回高知クラリネットフェスティバルが開催され委嘱作品【お団子ヘアの女の子】の世界初演とクワイアーで【パーテル・ノステル】【アルテミスの嘆き】の2曲を客演指揮をさせて頂きます。2週間前に訪れた時もとても楽しかったので今回の再会も楽しみです。会場に到着すると会長である岡松治彦先生と長女のカナーコ(実は中学校の音楽の先生)と何と今回も遠方から駆けつけてくださったクラリネット奏者の三浦幸二さんと4人で食事に外出。写真の、うどんはかなりのボリュームに加え美味しく感動。うどんでこんなにお腹いっぱい、もう食べれない!という感覚になるのは初めて。まだまだ経験が足りません!会場に再び戻ると本日のゲストであり武蔵野音大の一つ下の後輩にあたる持丸秀一郎くん(大阪センチュリー交響楽団首席クラリネット奏者)がリハーサル(写真)をしていました。十数年ぶりの再会に話題は尽きない。当然、三浦さんの後輩、しかも門下の直属の後輩にもあたる彼と3人で歓談。

【お団子ヘアの女の子】のリハーサル(写真)、クワイアーのリハーサルを経て開演時間を待っていると元・愛媛県立南宇和高等学校吹奏楽部顧問であり現・松山中央高等学校吹奏楽部顧問である土居俊一先生が愛媛から駆けつけてくださいました。久しぶりの再会に話は尽きません。特に土居先生が委嘱初演した【死者の支配する国】についての想い出話には懐かしさが込み上げてきました。三浦さんは「土居先生に本当に会ってみたかったんですよ。八木澤さんが台湾で特に力を注いで指揮していたので“死者”のエピソードを聞き、ずっとお会いしたかったんです」土居先生も「台湾の空軍の演奏聴いてみたかったです」と、すっかり2人は初対面にも関わらず盛り上がっていました。しかも今回のクワイアーのメンバーには偶然にも高校時代に土居先生の指揮で【死者の支配する国】を熱演したメンバーの一人が参加しているのです。現在は高知大学でクラリネットの勉強をしているという小野明歩さん。私も再会できたことを嬉しかったですが、土居先生は「教え子が頑張っている姿を見れて〜」と本当に嬉しそう。本当に温かさがにじみ出る先生。せっかくなので記念写真を。左より土居先生、三浦さん、小野さん。

お弁当を食べて本番。アンサンブルステージ、ゲストのソロステージ、クワイアーステージ、中学&高校生といった地域の100人のメンバーによるステージといった盛りだくさんの内容。企画をされている協会の皆さんは本当に思考を凝らし演奏会を盛り上げ、更には後進の育成に力を注いでいるのが伝わります。参加者にとっても聴衆にとっても楽しく素晴らしいフェスティバルでした。又、演奏はクォリティーが高く音楽性も豊かで、今回、ご一緒させて頂いたことでクラリネットの魅力を再確認することができました。写真は岡松会長の指揮による100人のクワイアー。持丸くんや三浦さんも加わりプロ・アマを越えた温かいステージになりました。岡松先生のご指導も見学させて頂き多くのことを学ぶことができました。

終了後は打上げ。22時過ぎからの開始。またまた豪勢な料理が次々に並び、持丸くんも私も勢い良く食べてしまいました!写真は左より持丸くん、ピアノ伴奏をされた樋上愛加さん、そして樋上さんのお母様。一方、三浦さんは…。この地域の独特の文化とも言われる返盃を…。

2次会は深夜過ぎより開始。既に三浦さんは返盃のせいか、かなり酔っています。本当に皆さん良い方ばかりで、しかもお酒も強いのでペースを気をつけないと大変なことに!三浦さんにはもうお酒を呑むのを禁止しスイカを与えました。結果として写真のように喜んで食べていました…。時計を見ると深夜3時近く。最後はお決まりのラーメン終止!屋台で食べてホテルへ。本当に食べて呑んだ楽しい一日でした。

◇ I’m getting ready for a trip…….

6月 18, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

このシーズンは本当に行ったり来たりで大変な毎日です。帰っては次の旅の準備といった繰返しの中で作曲もし事務的なことをしているので精神的にも肉体的にも疲労が溜まります。ですが旅の最中は多くの素晴らしい出会いと共に熱い音楽を肌で感じ、更には美味しいものを食べることができるので実際にはリフレッシュできています。問題は自宅へ帰る帰路と1人になった時の時間に追われる負荷のかかった精神状態です。とにかく眠い、ですが、やるべきことが山ほどあります…。

3日前の水曜日に尚美の授業の帰りに久しぶりに母校である昭和第一高等学校に伺い吹奏楽部の様子を見ました。簡単な基礎合奏の仕方と考えながら常に練習に取り組むポイントをお伝えした後に顧問である早川信一先生と共に打合わせを兼ねて食事を。早川先生は武蔵野音大の先輩でもあり、高校時代よりずっとお世話になっています。「母校の後輩のために時々激励に来てほしい」と頼まれていますが、なかなかタイミングが合わずまだ数回しか顔を出せていませんが、生徒さんはとても素直で応援したくなります。先日、クラリネット奏者の三浦幸二さんが東京にいらしている時にご紹介し一度指導をお願いしたのですが、早川先生はとても三浦さんを気に入っている様子。クラリネットの生徒さんも「また三浦先生に来て欲しい!」という感じでしたし本当に良かったです。写真は早川先生。

今日は明日の高知入りの準備。駅前まで出かけたので和幸で食事を。たくさん食べてエネルギーを吸収。その後、背中と肩が痛過ぎだったのでタイ式マッサージでリフレッシュ。タイ式マッサージは何故か担当の方が日本語が片言ということが多いです…。英語はとても上手に話せる感じなので、自由に英語で話して頂いて英会話の練習とさせて頂いています。マッサージも受けれて英語も勉強できてお得な感じです!さて、高知から帰って来たらすぐにシンガポール。Raffles Girl’s Schoolのコンクール直前の【ペルセウス】を聴かせて頂いたり、海外初の委嘱作品となるYuying Secondary School委嘱 【A Tone Poem for Wind Orchestra“Like the Eagle, We Soar and Rise”】の楽譜を納めたり、いくつかのDrinking Partyがあるなどで今回も楽しみにしています。現地の気候は30度を軽く越えるかつ湿気と日射が物凄いようです。観光したら命とりになりかねません…。