やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
Subscribe

Archive for 12月, 2009

◇ ミラノ→ヴェネツィア

12月 31, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

ミラノのホテルで目が覚めます。シカゴではここから緊張感の開始とも言える状況でしたが、今回はツアーなので指示通りに動けば安心!自分で判断し行動しなくて良いのは楽ですねぇ。全ての行動が旅程表に書いてあるのです。普段、朝食を食べない私ですが一応、指示通りにと思い朝食会場に。バイキングでしたぁ。ちょっと味が違いますが基本的に日本のホテルのバイキングと変わらぬ内容。和食が無い変わりにチーズがあるという感じです。卵が美味しかったです。


午前中はミラノの市内観光。ゴージャスなマクドナルドを発見!シカゴとの比較をするために入りたかったのですが団体行動のため不可能。勝手な行動は許されません!すると音楽関係者ならば誰もが目を光らせるRICORDI出版の店舗らしきものが!しかしながら勝手な行動は許されません!そして遂に目的地のドゥオモ教会に到着。これはズゴイですねぇ。立体感100%で写真に撮りきれない迫力です。パイプオルガンも神秘的な存在感がありました。又、ミラノで何よりも惹かれたのはレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作【最後の晩餐】でした。これは直接、心に語りかけるオーラのある不思議な芸術でした。人気のため入場の予約がなかなか取れないとのこと。並ばずに見れる。ツアーならではの特典ですね。

昼食はサーモンのフェットチーネとミラノ風カツレツでした。ボリュームもあって良い感じ。もちろん昼からビール(何と別料金!)も呑みましたぁ。

午後からはバスにてヴェネツィアへ向かいました。ヴェネツィアは昨年の9月に1週間の滞在をしているし、何よりも私の最も憧れの地。再び訪れることのできる喜びを持って到着を待ちます。今回のホテルはヴェネツィア本島ではありませんでしたが、ヒルトン・モリノストゥッキーという豪華なホテル。個人的には本島に泊まりたかったのですがホテルがとても良かったので満足!気づけば大晦日。日本は既に新年を迎えているのですねぇ。とても不思議な感覚です。夕食はJALパック45周年記念ディナーというもの。何が45周年記念だったのかあまり良く判らなかったのですが楽しい時間を過ごせましたぁ。ビールもワインもたくさん呑みましたぁ。ちなみにツアーではドリンクは全て別料金ということを初めてここで知りましたぁ。とても勉強になります。

△ イタリアへ出発!

12月 30, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

今年の年末年始は強引に休暇を取り、来年からの【イタリア・シリーズ】の取材旅行を兼ねてイタリアで過ごします。以前も書きましたが今回は親孝行と想い両親を連れての旅行。危険な国ということもあり念には念を入れてツアーでの参加にしました。“ツアー”への参加は国内外含めて私は初めての体験。ツアーコンダクターさんや現地ガイドさんもいるのできっと安心でしょう。私が英語やイタリア語が話せるならば、団体行動がゆえ拘束力の強いツアーは絶対に参加しないと思いますが…今回は念には念を入れて。。。余談ですが“イタリアツアー”というだけで色々な会社から企画が出ていて、ツアー初心者の私にはどれを選べば良いのか全く判りませんでした。基本的に大体どこの会社の企画も同じ内容に思えてしまって。。。最終的にJALの株主優待券ツアー8%offが使えて少しお得かなぁ、という理由で“JALパックのI’ll(アイル)”というものにしました。

出発はシカゴとは異なるお隣の成田空港第2ターミナル。第1ターミナルの外国人の多い雰囲気が記憶が新しい私にとって“あれ?”という印象。羽田空港のように日本人だらけでちょっと拍子抜け…。年末だから?日本の航空会社だから?いずれにしてもシカゴ行きの緊張感と全く異なりリラックス!しかも何と飛行機に乗ったら客室乗務員さんが海外の方を含めて全員日本語が話せるのです。前回の地獄の12時間と全く違い本当にこれから海外に行くのだろうか…と逆に不安になるぐらい国内色を感じます。これならば両親も心配ありません!機内食も美味しかったしビール、ワインも呑みましたぁ。12時間は長いですがスチュワーデスさん(今はフライトアテンダントとかCAというのでしょうか)とトーキングをして色々な情報を教えて頂いたりしていたらアッという間にミラノに到着。時間が戻り同日の17時頃に到着。

グランド・ホテル・ヴィスコンティ・パレスというホテルにバスで移動。初めて知ったのですがツアーではスーツケースなど大きな荷物は自分で運ばなくて良いのですね…。小さく軽くまとめてきたのでちょっと損した気分。ホテルの部屋には既にスーツケースが届いていて不思議な気分でしたぁ。ホテルもキレイでご機嫌!

夕食は自由にということだったのでツアーコンダクターさんのお薦めのレストランでピザとパスタを食べましたぁ。もちろんイタリアン・ビールも呑みましたぁ。ピザに乗っているシーフードが本当に美味しくて感激しました。相変わらず時差ボケも一切無く無事に第1日目を終えました。

☆ 本年もお世話になりました!

12月 29, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

△ 長期留守のお知らせ

明日、年末12月30日(水)〜年始1月6日(水)の8日間はイタリア滞在中のため留守にします。この期間はパソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。

本年も大変お世話になりました。未熟な私をいつも応援し支えてくださる皆様に心より御礼申し上げます。

昨年のヴェネツィアの取材旅行に続き、今回はミラノ〜ヴェネツィア〜フィレンツェ〜ローマの四都市を巡る取材旅行となります。たまには親孝行と想い今回は両親を連れての旅行です。ちなみに両親と旅行をするのは小学生の時以来です。少しリラックスして気分を改めて新年を迎えたいと思っています。又、来年から開始される長年温めていた“イタリア・シリーズ”の良い刺激になればと思っています。シカゴに続き、再び連絡が取れずご迷惑をおかけしますが、どうかご理解を頂けますよう宜しくお願いします。

来年も引き続き【やぎりん日記】を続けて行く予定ですが、“食べ物”の写真が多かったり、くだけた内容も多く、音楽的な内容は数パーセントであるため、真剣にご覧なられた方はガッカリされたかもしれません。ですが今後も方針を変えず気軽で読みやすい内容の中で、訪れた全国各地のバンドの雰囲気や音楽家の皆さんの素顔を紹介していくオリジナリティ豊かなものにしたいと思います。1記事数分で作成していることもあり、雑な面もありますが今後もご愛読頂けましたら幸いです。

皆様方の年末、そして新年のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

来年も宜しくお願いします。

作曲家:八木澤 教司(やぎりん!)

☆ 東京発!やぎりん会!

12月 28, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

関西で年に数回行われている【八木澤作品関西指導者連合会】のことはだいぶ浸透されているようですが、以前より“なぜ関東ではそういった懇親会は無いのか!”という声がありました。本日はその第一日目となる記念すべき日となりました。【サグラダファミリアの鐘】の委嘱団体でもある堀越高等学校吹奏楽団の吉澤隆先生を中心に今日は忘年会を兼ねた〈東京発!やぎりん会〉が東京の渋谷駅近郊にて開催されました。幹事を務めるウインドアート出版代表の神長一康さん、大手楽器店のダクの営業マンの齋藤さんは都心がゆえ、どこまでの範囲に声をかれるべきか迷ったようですが、最終的には本年、八木澤作品を委嘱・初演された先生や音楽家を中心とした方々が集まることになりました。

【ヴォヤージュ】の委嘱団体である青稜中学・高等学校吹奏楽部の市川豊先生、【仰ぎ見ること〜泰山北斗の如し】の委嘱団体である青藍泰斗高等学校吹奏楽部の輿儀和弘先生、【マリンバ協奏曲】の初演指揮をされた加藤優先生をはじめ、名古屋ウィンドシンフォニー団長の三浦幸二さん、ヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテットの浅利真さん、鶴飼奈民さんといった若手演奏家、そして北陸ブロックからは湯浅幸嗣さん、東北ブロックからは、きょんきょん先生など全てはご紹介できませんが総勢20名が集まりました。参加者は初対面同士でしたが“やぎりん日記で写真とお名前は見て知っていました”という言葉を口々にされ、最初は堅い雰囲気でしたが次第に和やかになり盛り上がっていきました。

2次会にも16名が参加という高成績を残し、3次会は約半分くらいの人数で深夜2時近くまで続きました。“今度ゆっくり呑みましょう!”と言いつつもなかなか実現できなかった方に年の締めくくりとしてお会いできたことも嬉しいですが、私の作品を通じてこういった人間関係の和が膨らんで行くことが何よりも嬉しいですね。参加された方々は本当にご多忙な方ばかり。この年末の慌ただしい時期に遠方から駆けつけてくださり心より感謝します。4次会は市川市立福栄中学校吹奏楽部顧問の諏訪貴士先生、三浦さんと3人でラーメン終止。明後日よりイタリアに出発するので、これは年内最後のラーメンとなります。年越しラーメンという感じでしょうか。当然深夜2時を過ぎていますのでタクシーで自宅まで。改めて本当に素晴らしい方々に支えられていると実感できるとても充実した時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました!

■ 中学の先輩!

12月 26, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は中学校時代の吹奏楽部の先輩である、たまちゃん先輩の出演されるクラリネットアンサンブル“Grow”の演奏会で【カプリッチョ】を演奏してくれるというので東京オペラシティリサイタルホールへ向かいました。同じく中学の同期である親友の風間学くんも今回も一緒。そして、お馴染みの名古屋ウィンドシンフォニー団長の三浦幸二さんも“アマチュアのクラリネット合奏団はとても興味深い”ということで名古屋からわざわざ駆けつけてくれました。三浦さんの謙虚な姿勢と意欲にはいつも頭が下がります。開演の1時間前くらいに三浦さんと待合せし“さぼてん”のトンカツ、カキフライ、エビといったミックス定食を注文。三浦さんはご飯を3膳も食べましたがまだまだ食べれる様子。さすがシカゴ帰り!大学時代はピアニストの織茂学さん、ウインドアート出版の神長さんと3人でよく“和幸”のカツを食べに行き、全員ご飯5膳くらい当たり前のように食べて店主に厄介がられていましたが(一度追い返されたことあり)…今では2膳が限界になってしまいました…。歳を感じます。

さて、演奏はとても興味深いものでした。クラリネット専門の三浦さんも驚いていましたが、響きがとても美しく、指揮をされた山本繁先生の音楽性に団員さんはしっかりと呼吸を合わせて表情豊かな音楽を奏でていました。クラリネット合奏への可能性を垣間見ることのできた内容の濃い演奏会で、会場が満席になるほどの人気ぶりが良く判りました。

演奏会終了後は三浦さん、風間くんと共にオペラシティの展望レストラン53階で0次会ということでエビスビールにて帰国祝い!クレジットカードを紛失中であるにも関わらず、未だにカード会社に連絡もしていないという三浦さんの勇気を讃えて記念撮影。私ならばすぐにカード会社に連絡するのですが…。やはり三浦さんの度胸は別格です。風間くんも三浦さんのシカゴでのサバイバル体験を聴いて“このストーリーは本にできる”と感心していました。

Growの皆さんの打上げにもお声をかけて頂き3人で参加し団員さんともたくさんお話しましたぁ。【稜線の風】など吹奏楽作品も他に所属している楽団で演奏してくれている方がたくさんいらっしゃって光栄でした。上記写真は、受付を手伝われた、わかちゃん(左)と、たまちゃん先輩(右)です。ちなみに、わかちゃんはかなりの八木澤作品通で特に初期の作品は全てメロディーが歌える感じでした!

2次会は、たまちゃん先輩を中心にごくごく親しい方のみで行われたのですが、三浦さんは遂にシカゴの緊張感が解けたのか酔いが回ってきました。以前、飯田で見られたヤンチャモードに次第に変わってゆき…。もちろん、ほとんどの方は三浦さんと初対面でしたが、彼の気取らない姿勢とこの変貌ぶりによって人気急上昇!さすがはMr.三浦!3次会はまたどうしてもワインが呑みたくなって風間くんと地元のバーに。ラーメン終止で長い1日を終えました。中学の吹奏楽部で出会った縁が今でも続くというのは嬉しいですね。今日は改めてそう思いました。私も想い出の“絆”になる作品を生み出していきたいと思いました。

◇「ヘリングの朝」レンタル開始&講習会!

12月 25, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日はクリスマスカードが届いていた!と思ったらオランダのデ・ハスケ社からCD付きのクリスマスカード!恐らく非売品だと思いますがオシャレな演出です!詳しくジャケットを見てみるとP.スパーク氏、J.カーナウ氏、ヤン・デハーン氏など豪華なメンバーによる作曲とアレンジ。これらは全て吹奏楽やアンサンブルで22曲も収録されていました。シカゴで会ったばかりの作曲家たちが手掛けていると思うと一層興味が沸きます。

さて、お問い合わせの多かった【「ヘリングの朝」〜そして暗闇は光に満ちた…】ウインドアート出版の新譜として遂にレンタル開始されました。先日発売されたライヴCD【全日本吹奏楽コンクール2009 Vol.12 大学編II】にも松崎泰賢先生の指揮、東北福祉大学吹奏楽部の全国大会での熱演が収録されているのでぜひご拝聴ください!

そして、新年早々には【ヘリングの朝】を含めたウインドアート出版の新譜を中心とした楽曲研究会(吹奏楽の新レパートリーを探る in 名古屋、モデルバンド:名古屋市立汐路中学校吹奏楽部・名古屋市立東港中学校吹奏楽部・愛知県立名古屋南高等学校吹奏楽部)が早々に現地との共同企画で開催されます(名古屋市中川文化小劇場)。ウインドアート出版の代表である神長一康さんと共に私もレクチャーと公開レッスンを予定していますので、お時間のあります方はぜひいらしてください!又、作品に関する質問や相談などもウインドアート出版スタッフが丁寧に説明してくれますし、私も会場にいますので直接お気軽にご質問ください!久しぶりの名古屋、私も今から楽しみにしています!詳細は下記です!

2009年度 楽曲研究会【吹奏楽の新レパートリーを探る in 名古屋】

☆ SDHクリスマス!

12月 24, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は東京の江東区文化センターで開催されるSDH昭和第一高等学校の第20回合同(合唱&吹奏楽)演奏会に行ってきました。母校である当校はもともと男子校でしたが、今は共学になっていてだいぶ雰囲気が違います。そんなこともあり新入部員も増えつつあるようで今後の活躍を期待したいものです。もちろん今後は私も時々学校を訪れて後輩たちにアドバイスをするつもりです。さて,今回はファンファーレ【若雉子は大空高く舞いて】を顧問の早川信一先生の指揮で演奏してくれましたが、とても明るくフレッシュな演奏を聴かせてくれました。又,お母さんコーラスや卒業生、講師でいらしている先生方を交えての演奏はとてもアットホームで温かい雰囲気が常に漂っていました。板井行雄先生の熱い指揮は誰もが印象に残ったのではないでしょうか。また特別プログラムでクリスマス特集などもありサンタクロースの帽子をかぶるといった演出もありました。男子校の頃では当然ながら想像できない演出だったので新鮮な気持ちで楽しませて頂きました。シカゴで緊張感の続く日々を送っていたこともあり、ホッとする時間を過ごさせて頂きました。こんなクリスマスも良いですね!

さて、終了後は臨時に講師の先生方7名くらいで軽く打上げ。武蔵野音大の同世代の方々も偶然出演していたので“名古屋のサバイバラー”とも呼べる名古屋ウィンドシンフォニー団長の三浦幸二さんの話題で盛り上がりました。色々と私の知らない三浦さんの過去ネタを教えて頂いたので次回お会いするのが楽しみです。ちなみに三浦さんとは今週の土曜日に演奏会でお会いする予定になっています。その日は無事に帰国できたお祝いもしなくてはなりません。

地元に着くと深夜12時くらい。どうしても赤ワインが呑みたくなったのでBARに行きましたぁ。店の様子がクリスマスヴァージョンになっていました!その後、日本にいる証としてどうしてもラーメンが食べたくなったのでラーメン終止を実行。酔いのせいか前回の失敗を忘れ、間違って無料大盛りサービスにしてしまい、、、全部食べきれませんでした。。。従ってラーメン偽終止となりました。。。やはり日本の料理が一番美味しい!

▼ Mr.三浦!

12月 23, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴでの恩人でもあるMr.ミウラこと名古屋ウィンドシンフォニー団長であり、武蔵野音大の先輩でもあるクラリネット奏者の三浦幸二さん。今やこの【やぎりん日記】を愛読されている方ならば誰でも知っている存在。そんな三浦さんはようやく本日帰国し成田空港から連絡がありましたのでご報告したい。何度もご紹介したように彼は究極のサバイバラー。今回の旅では様々なトラブルに巻き込まれたことを私は知っていますが、彼のブログを読む限りでは帰りは更に大変だったようです。。。様々な都市を転々としたあげく、空港を間違え、クレジットカードを紛失。スペシャルコースしか言いようがありません!そんな状況を三浦さんはケロッと笑い話にしているからスゴい!このドラマチックな生き様をぜひ彼のブログでご覧ください。写真はまだ絶好調だった時期の三浦さんと作曲家のP.スパーク氏。

Mehr Luft !! ~ クラリネット奏者 三浦幸二のBLOG ~

さて、本日は地元市川西部地区の第19回ジョイントコンサートの練習に午前中少しだけ立ち寄りました。千葉県立船橋西高等学校吹奏楽部顧問である平川忠一郎先生が高校一年生合同バンドで【モーセとセメセス】を演奏されるということで楽しみに聴かせて頂きました。 一年生でしかも合同バンドなのにとてもクォリティが高く音楽性にも幅があり素敵でした。 八木澤作品のベテランでもある平川先生ならではの解釈に生徒さんがしっかりついてきていて本番は熱演になること間違い無し!お昼は関係されている学校の先生方と蕎麦屋で昼食。“山吹”というカツ丼と蕎麦のセットを食べましたぁ。久しぶりの日本食、やはり心が温まりますねぇ。普段はスープは飲みませんが全て飲んでしまいました。普段、千葉県に住んでながらも千葉県にいない私は久しぶりに地元の先生方にお会いできて嬉しかったです。

☆ シカゴ(第5日目)日本へ出発!

12月 19, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

多くの刺激を受け様々な経験を積んだシカゴ生活も本日で終了。朝6時に起きて8時に三浦さんと待合せ。雪のためキャンセルや遅延が増えている様子もあり、更に行きに成田で問題となったペーパーチケットということもあり本日フリータイムである三浦さんをボデイガードとして空港まで同行して頂くことになりました。出発の3時間半に空港へ到着したものの…。恐ろしい混雑ぶり。空港が広すぎて迷いチェックインカウンターに着いたのが3時間前。国際線は2時間前までにチエックインしなければならないとのこと。この長蛇の列では一時間でカウンターに辿り着くかは未知数。20分前になっても前に約50名はいます…。かなり焦りましたね…。三浦さんに通訳を頼み何とかペーパーチケットということを理由に自動チエックイン列とは異なる列を奇跡的に臨時に設けてもらう。これまでは自動も手動も永遠に並び、ギリギリの段階でそれぞれのカウンターに振り分けられていましたが、運良く“ペーパーチケツト専用の列”が誕生したのです!すると私は待ち人数3番目と繰り上り、何とか無事にチエックイン。飛行機もキャンセルになっていなく無事に到着するとのこと。そんなこんなで出発の1時間半前。三浦さんとセキュリティチェック前で別れ再び1人旅に。しかしながら三浦さんがいなければ飛行機に乗ることはほぼ不可能でした。今回の旅で一番危機を感じました。

P1000759無事にセキュリティチェックをクリアすると恐竜の化石らしきものが!空港に大胆なオブジェ。スケールが違いますねぇ。もう一時間前なので念には念を入れて出発のゲートを確認しに現地へ向かう。日本の空港のように丁寧な表示がなく、本当にここなのか…。待っている人の持つ航空券をチラっと見ると成田行になっているので、とりあえずは安心。アメリカ最終日の記念としてマクドナルドでハンバーガーを。私は日本ではマクドナルドにここ15年近く行っていません。なので細かなサイズは比較できませんが、やはり大きい。しかし前回と同じくちょっと冷め気味。出発30分前になり出発ゲートへ。多くの人は待っているが、未だに表示が何もない。念のために全ての航空便の案内の載っているモニターで確認すると、何と直前で出発ゲートが変更になっている!かなりマズい!航空券に記載されている本来のゲートがB16。ですが変更になったゲートはC18。B→Cということは建物が違うのです…。20分前が搭乗のリミット。かなり焦り、急いでゲートを探して辿り着く。 C18ゲートに到着しましたが、やはりここも表示がありません。かなりの列になっていますが、本当にここで良いのだろうか。日本人は誰も見当たらないし…。そんな不安の中、どうやら当たっていたようで搭乗できました。

無事に出国!

しかし、飛行機は雪のため1時間座席で出発を待ちます。全ての任務を終えて、ビールとワインを楽しみながら機内を楽しみました。現実の世界までのカウントダウン。13時間はすぐに過ぎていきました。日付変更線を越えて成田空港に20日の16時に到着。やはり私は全く時差ボケが起きていません。親友の風間くんに電話すると臨時に帰国祝いとなりました。脂っこい料理が続いていたので沖縄料理とオリオンビールで。オヘア空港でのハンバーガー、機内での3食、沖縄料理、そして我が国でのラーメン終止。知らずのうちに1日にかなりの量を食べてしまいました。ちなみにシカゴでのカロリーオーバーの生活により、体重計で確認すると何と6キロ太っていました…。これまでのラーメン終止がどんなに健康であったか、ということですね。三浦さんはもっと、のはず…。かなりの精神的、肉体的な疲れはありますが、楽しく貴重な時間と経験を積ませて頂きました。お陰様で無事に帰国できました。ご心配頂きました皆様、ありがとうございました。

☆ シカゴ(第4日目)

12月 18, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic “The 3rd day”

いよいよ私がミッドウエスト・クリニックの会場を訪れる最後の日となりました。明日も演奏会のみあるようですが、私は明日の飛行機で東京へ出発しなければなりません。行きは1日時間が早くなった分、帰りは1日延びるので1日損をした感じになります。日本に帰るとすぐに遅れている作品の制作に取りかからなくては…。憧れの作曲家たちと共に時間を過ごす竜宮城のような現実と掛け離れた生活が続きましたが、タイムリミットが近づいています。

P1000777P1000785午前中はデ・ハスケ社とのミーティング。松戸市民吹奏楽団のために書いた【モーセとラメセス】、東京の青稜中学・高等学校吹奏楽部のために書いた【ヴォヤージュ】、小川佳津子先生のために書いたソロ打楽器と吹奏楽のための【コンチェルティーノ】の3曲が新たにデ・ハスケの新譜として出版されることが決定しました。その後は再びブースで作曲家の皆さんにお別れのご挨拶。ブースは本日の16時に終了となります。上記写真は作曲家のJ.カーナウ氏(左)とF.チェザリーニ氏(右)。

P1000783P1000775そして上記左は21世紀の吹奏楽第10回“響宴”において客演指揮者としていらっしゃり、私の【コロポックルの棲む渓谷「神居古潭」】を演奏してくださったリンダ・ムーアハウス女史(中央)、右はミッドウエスト・クリニック会長であり、母校の武蔵野音楽大学客員教授でもあるレイ・クレーマー氏。 

P1000772今日の夜は場違いな恐れ多い空間を体験してしまいました。デ・ハスケ社のパーティーとしてフランス料理のフルコースにご招待頂き(とても高いビルでセキュリティーチェックまでありました)、P.スパーク氏、T.ドス氏、O.シュヴァルツ氏、F.チェザリーニ氏といった超有名な作曲家の皆さん、ハル・レオナード社、デ・ハスケ社の関係者の方々16名のディナー。本当に英語が話せず申し訳ない状態でした…。近くに座られたシュヴァルツ氏ご夫婦とドス氏、テーヌ商会の伊東さんの優しいフォローがあり何とか無事に最後のデザートまで辿り着きました。英語が話せればどんなに楽しいか!しかしながら会食では英語だけでなくドイツ語など違う言語も飛び交っていました。壁は厚いです。このミッドウエスト・クリニックに訪れた日本人にも何名もお会いしましたが、専属の通訳を連れて来られている方を多く見かけました。海外との交流はやはり語学能力が必要だと身に染みて思いました。今の語学能力でこの環境を体験できたことは奇跡としか思えません。

P1000761帰る頃、神長さんご夫婦と三浦さんは同じホテル内の作曲家、戸田顕先生の部屋で呑んでいるという連絡が。どうやら昨日と同じホテル付近のパブから帰り2次会のご様子。三浦さんと打合せもあったので合流することに。しかしながら私は明日の朝は空港に出発するし、慣れない環境が続き精神的にも肉体的にも疲労が…。ソフトドリンクでの参加とさせて頂きました。戸田顕先生と神長さんご夫妻はあと1泊するので明日は観光とのことです。私もあと1泊余裕を持つべきでした…。とりあえず今回の目的がここで終了。深夜1時頃まで打上げが続きました。写真は戸田先生と神長さん。